マダムの余韻 (Paris) | avrilの贖い

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日々のこと エンターテインメント 横浜のことなど 思いつくままに綴ってみようと思います。

怒涛の数日を過ごし  帰国の日は夜の便だったので  チェックアウト後もホテルに荷物を預けて  オペラ地区をゆっくり楽しんだ。

オペラ座に向かう途中にある可愛いマカロンのお店。





何と言ってもオペラ座!名残惜しい。


ところでオペラ座に限らず  パリの街はすべてが文化財なのではと思うくらい  趣のある建造物ばかりだし  パッサージュやメトロの駅もおしゃれ。


ただ  その一方で  街なかやメトロの階段を降りたところなど  難民と思われる人々が敷物を敷いて寝転がっていたり  物乞いをしたりしている  イメージにそぐわない光景を見かける。夜には姿を消しているし  次の日の昼間には同じ場所で同じ人を見なかったので  路上生活者というわけでもなさそうだ。

また  オペラ座周辺で実際に経験したこと。
サリーのようなものを身につけた  浅黒い可愛らしい少女に  アンケートに協力してほしいと話しかけられた。
障害者のために車椅子の数を増やしたいので署名をと言う。
息子の「本当に署名だけだね?」との質問に最初は署名だけと答えていたのに  結局「ほんの少しで良いから寄付を」と言い出したので  怪しいと思い  断った。
それでも  しつこく手を合わせて懇願してくるので「君は署名だけと言ったよね?」と彼がピシャッと断り  後は無視して歩いて引き離した。

離れてから  その少女が向かった先を見ると  同じ年頃の少女たちが数人集まっていた。

オペラ座入館を待つ人々の列に寄ってこようとしたのを  オペラ座の警備員らしき男性が追い払っていた。

後日調べると  彼女たちはロム(ジプシー)で  やはりアンケートを装った詐欺だそうだ。
これから  パリ行きのご予定がある方は  一旦関わると相当しつこいのでご注意を。


テロ警戒で街には小銃を携えた警察官が立っているし  デパートや文化施設に入る時には  バッグの中身チェックがあるのも事実。


・・・というようなことがあったものの  やはりパリが素敵な街であることに変わりはない。



この記事でまとめなので  楽しいエピソード2つで締めよう。
どちらも  どういう訳かヴィヴィアン・ウエストウッドがらみ。
ロンドン本店を訪ねたことは前の記事でお話しした。

置いている品物が違うかもとパリ店にも行ってみた。
長男はオーブのピアスを購入。
支払いを待つ間  ソファーに座るKateのもとに来る店長らしき小粋な紳士。
挨拶をして「なんて素晴らしいバッグなんでしょう!木でできているのですか?まさにアートですね」
そして恭しく「手に取らせていただいてもよろしいでしょうか  マダ~ム?」と。

いただきました!パリジャンからの「マダ~ム」本場ものだ(笑)
勿論  よろしくてよ~。

そう  このエイキンドラムのウッドバッグ。
ヴァイオリンバッグに限らず  他のバッグでも必ず注目される。


日本でも知らない人から  どこで買えるかと突然声をかけられたりするしね(笑)

このバッグのおかげでコミュニケーションが取りやすくなることもある。

特にロンドンでもパリでもヴィヴィアンのお店では注目度が高かった。

そしてもうひとつのエピソード。
日本に帰ってから  ピアスの不具合に気づいた息子  青山店に行ったが系列が別で対応不可のため   パリ店にメールを送った。
海外のことだし  きっと忘れた頃に解決するのかなあと思いつつ  フェイスブックでヴィヴィアンスタッフに直接コンタクトを取るという離れ業を実行したらしい。なかなか  やるな!
そこからは早かった。
宅配業者が購入品をすぐに取りに来て  間もなく新しいピアスが送られてきた。

パリのヴィヴィアンはできるぞ!!
仕事が早い。

お店の外観の写真も撮っていないし  考えたらホテルの写真も・・・トホホ。



さて  続きを。
離れがたいオペラ座のガルニエ像に  どこかにいるであろうエリックに  また戻って来られるようにと挨拶。




オペラ座周辺にはギャルリー・ラファイエットなどの商業施設が立ち並んでいる。
すぐ近くには大きなユニクロが目立っていた。
こんなところにまで!(笑)





ホテル近くには  こんなキュートな一画も。
(子供だったらよじ登って滑りたくなっちゃうわね。)


ホテルに戻り  荷物を受け取って  メトロでシャルル・ド・ゴール空港へ。



メルシー  パリ  オルヴォアール!!




こうして  6泊8日の珍道中から無事に帰国。
記憶があやふやになってから書きは始めた備忘録にならない備忘録。
1年経って  やっとって  いかにものんびりKateらしい(苦笑)

お付き合いくださった皆様  ありがとうございました。


                                                      Kate♪