“Stay hungry. Stay foolish.” スティーブ・ジョブズ最後の言葉 | 英語の苦手を明るく克服する♪

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先日、NHK BSプレミアムのドキュメンタリー番組『アナザーストーリーズ』の

「知られざるスティーブ・ジョブズ~伝説のスピーチの真実」
を見ました。



アナザーストーリーズ、ってAnother Stories?
Another は『ひとつの』、という意味の冠詞”an”と “other”がくっついた「もうひとつの」と意味なので、anotherのあとは、単数でないとおかしいですよね。


それはさておき、この番組、時々見るのですが、有名人や、有名な出来事の、表には出なかった秘話を紐解く番組で、興味深く、奥深いものがあります。


先週はスティーブ・ジョブのスタンフォード大学の卒業式での最後のスピーチに隠された秘話でした。

(画像:スタンフォード大学のウェブサイトより)


2005年6月のスタンフォード大学での卒業式でのジョブズのスピーチはジョブスの最後のメッセージとしてあまりにも有名。 人を引き付けるその映像を見た人も多いのではないかと思います。


こちらがそのスピーチの映像。
英語と日本語の字幕が同時に見ることができます。





ジョブズは、スピーチを3つのパートに分けています。

①Connecting the dots
点と点をつなぐ

②Love and Loss
愛と喪失


③Death




アナザーストーリーズは、は、ジョブズのスピーチの3つのパートに関係する人たちにインタビューし、最後に、ジョブズの最後の言葉、”Stay hungry. Stay foolish”を紐解くものでした。



その言葉は、ジョブズが19歳の時に愛読していた雑誌"The Whole Earth Catalog"の最終号の裏に載っていた、雑誌からの贈る言葉だったそうで、それ以来ジョブズは、そうありたい、と願っていたということ、いわゆる座右の銘にしていたということです。




そしてその言葉を紐解く4人の人物が登場。

マッキントッシュを生み出す為にジョブズがヒューレット・パッカードから引き抜いたジョブズの右腕だったジョージ・クロウ氏の解釈は、


「もっといけるだろう。ずれてても心配するな。」



初めてコンピューターにフォントというものを採用する際に、ジョブズに言われる通りに、数限りなく字体を書き続けたカリグラファーのティム・ガービン氏によると、

「自信過剰になるな。もっとバカになってみろよ!」


ジョブズが自分で立ち上げた会社、アップルを首になったあと、今ではCGアニメで有名な会社になった、ジョブズが出資したPIXARの技術者、アルビー・レイ・スミスは、


「もっと外れてみろよ。舗装された道ばかり行くと、本当の旅の機会を失うぜ!」


どれもそうなのだと思います。

とりわけ私は、最後のジョブズの死の覚悟を知っているという、カリフォルニア州オークランドにある、好人庵禅堂の秋葉玄互僧侶のお話と解釈に感銘を受けました。。


ジョブズは18歳のころからオークランドの禅堂に通っていたといいます。
京都の禅寺にも訪れ、結婚式も「禅式」だったそうでうす。


その禅堂の僧侶の秋葉氏によると、

“Stay hungry. Stay foolish.”とほとんど同じ、禅の教えがあるということです。


愚のごとく
魯のごとく
能く相続するを
主中の主と名づく 
  


(宝鏡三昧)


愚か者のように
間抜けのように
ひたすら同じ事を続ける者こそ
最高の悟りを得る者である


秋葉氏曰く・・・・・・

時を惜しんで物事に集中してやっていくということは、他のものはみんな見てない。ある意味では、ね。

そうすると、これ、はたの人からみると

「あいつ何バカやってんだ。」ってね。

バカになってやれ!







Stay Hungry. Stay Foolish.


深い。。。。

何が何でも続けることですね。

心に響いたジョブズの最後の贈る言葉。









*再放送が18日火曜日午後11時45分からNHK BSプレミアムであります。