二人でこの間、お花見デートをしました

まだ目黒川沿いにすごいいっぱい咲き乱れていたから

ふたりで目黒川の桜が見えるカフェで


まったりお茶しながら


ずーーーと眺めてたの




たいてい無言



なんだけどね







ナチョスつまみながら


二人でビール飲みながら








その間ふと、昔スキだった人を思い出した



彼は本当に自己中でガキで細かいことに対して、いちいち言わずにはおれない人だった 
またある人は変化を嫌う人で、実は小心者なのに、妙に世の中を客観視する人だった

そして、自由で、かっこよくて、世界のありとあらゆるものに反抗心を抱いているような人もいたし、

何かにつけて運が悪く、ちゃんとがんばっているのに、なぜかそれが結果に出ない星の下に生まれた人もいた


思い出せば出すほど、なんとなく懐かしくなって、どうしようもなく切なくなっていたら



彼が一言、


「なんか、楽しいねーーー。」



ワタシは今まで付き合ったり、スキになった彼らに、
ワタシのユメ、なんて、言えなかったの
がんばってる、なんて姿、見せられなかったのに、



「おれさー今の仕事めちゃくちゃがんばってるけど、
おれは、どうしたいんだろうなって、こんだけやって、なにがしたいんだろうなって考えるの。」






「でもさ、そんなときさ、お前思い出して、
あぁ、こいつを養ってくためだなって思うんだよね。」






「お前、すごい、ユメのためにがんばってるじゃん。
おれはそんなのないから。」





「でも、そんながんばって、疲れたお前が、なんか楽しくなれるトコをねー、
作るためで、いいかなって。」





「最近そう思うんだよね。」






「おれ、実際かなり稼いでるわけじゃん。むだに。」







「ねー。」





なあんて、こんなうららかな午後に言われたら







なきそうになるじゃない?

































なんていう妄想