脳出血を起こしたお子さんの保護者のための学校選び
この病気で今までと生活が変わったご家庭が相当いると思います。
悩むのは普通科に行かせるかどうか。
職業科や専門科あるいは単位制など高校にもいろいろと種類があります。
一般的には普通科を選びたいと思うところでしょう。
学校ではほとんどエレベーターがあり、車いす等での移動は可能です。
また、手足が麻痺していた場合、介助員もつけてもらえることもあります。
普通に生活するのにはそれほど困らずに通学はできます。
ただ、高校は義務教育ではないので、単位が取れない・・・つまり試験での成績が一定以上取れない
場合は進級が出来なくなります。
高校にはいろいろな種類があり、単位制の学校では最高4年間在学できます。
単位制の場合、高校で必要な科目と単位を基本として、そのほかに選択科目で卒業単位を取ります。
学年制になっていますが、落としても翌年またとることも可能です。
ですがこれはすべての高校で可能なわけではありません。
それぞれの学校で、この学年で選択する科目を決めているので
取れないケースもあります。
普通科等一般の高校に入る場合、校外行事をどうするのか考えなければいけません。
介助員さんをつけて行かせるのであれば、介助員さんの交通費などは持ち出しになります。
私の経験では、修学旅行は親御さんに参加してもらいました。
やはり宿泊の場合、他人に全部任せることはできないでしょう。
また介助員さんを24時間拘束もできないと思います。
試験を行わない高校もあります。
特殊ですが、登校拒否で学校に行けなかった生徒などが対象になります。
単に成績が良くないだけでは受けられません。
また病気などで学校に行けなかった生徒が対象になります。
特別支援学校
これはもう至れり尽くせり・・・と思います。
特別支援学校にもいろいろ種類があって、軽度の障がい、発達障害など
普通のクラスで過ごすにはちょっと不安というお子さんたちのクラスと
重度の障がいのある場合などのクラスと分かれています。
ただし、特別支援学校の場合、高等学校ではなく高等部になります。
文科省の定める高等学校ではないので
所謂「高卒」にはなりません。
大学を受験する場合、大検などを受ける必要があります。
それを知らずに入学すると「え?高卒にならないの?」という保護者がいるようです。
最初に説明していてもです。
学校を選ぶ時
お子さんの学力がどのくらいなのか。大事な問題になります。
また学校によってカラーがあります。
必ず見学に行って、学校の雰囲気や生徒の様子などを見てくるといいと思います。
生徒の様子は部活動とかですね。
また対応する先生の話を聞いたり、個別にお話を聞いたりすることも大切です。
また定時制高校ですが、最近は登校拒否だったお子さんや外国人のお子さんが
多く入ってきます。
少人数なので面倒見がよく、子供一人一人に丁寧に対応しているところが多いのです。
学校行事も小規模ながら丁寧に行います。
義務教育の間は行政でいろいろケアをしてもらえますが
高校になると思うようなケアを受けられないこともあります。
学校は受け入れたら、バリアフリー化・障がい用トイレの改修・設備改修など
出来る対応は行います。
介助員についても、概ねつけることが出来るようになっています。
ですが学力の問題だけは、思うようにいかない場合もあります。
学校を選ぶ際、卒業まで通えるかどうか
そして卒業までの単位が取れるかどうか
学校行事への参加についてなど
考慮して選んでください。