厚労省では 2015年には9g未満から8g未満に

来年より「日本人の食事摂取基準」のナトリウム(食塩相当量)について、高血圧予防の観点から、男女とも値を低めに変更すると発表しています。

18歳以上男性9.0g/日未満だったものが2015年版では8.0g/日未満に。18歳以上女性は7.5g/日未満だったものが2015年版では7.0g/日未満と、いずれも0.5g~1.0g低めに変更されます。

それほどまでに生活習慣病とナトリウムは関係しているんですね。

塩。ひとふりで味が引き締まり、日本人の我々は塩っ気がないと物足りないと感じてしまいます。そんな塩分も健康の観点からは嫌われ者。

高血圧予防に減塩を心がけているあなたも、
健康ブームにあやかってなんとな~く塩分を控えめにしているあなたも、
栄養成分表示の“ナトリウム量”を見て塩分量だと勘違いしています。

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」によると1日に摂取すべき塩分量は男性で9g未満、女性で7.5g未満。
これを守れている人は わづかです。

カップラーメンの裏に表示されている「ナトリウム2,700mg」という表示があります。
「塩分が2.7gだ!」と安心している人も多数。
このカップラーメンには、塩分が2.7グラムではなく、約7gも含まれています。

ナトリウムではなく塩分の量の正しい計算方法を伝授します!

食塩はナトリウムと塩素からできています。

つまし、ナトリウムの量=食塩相当量ではありません。

次の式に表示されているナトリウム量を代入することで食塩相当量を計算することができます。

食塩相当量(g)=ナトリウム(mg)×2.54÷1,000

上記のカップ面の裏に「ナトリウム2,700mg」と表示の場合、
ナトリウムは2.7gですが

実際の食塩の含有量は2,700(mg)×2.54÷1,000=6.858(g)となります。

塩分量は 約7g!

この一杯で1日の摂取基準のほとんどを占めてしまいます。

十分な注意が不可欠です。







塩分が気になる場合はスープを飲み干すのは御法度です! 今まで食品のナトリウム量を見て減塩したつもりになっていたあなたは今すぐこの公式で食塩の量を確認してくださいね。