大原美術館の中庭に咲いている睡蓮を眺めながら、
さっき見たクロード・モネの「睡蓮」の事を思い出していると、
近くにいた一人の女性が声を掛けてくださり、
実はこの睡蓮は、あのモネの描いた庭の池からやってきた睡蓮だと
教えてくださいました。
詳しく調べてみると、この睡蓮の株は
大原美術館の西洋絵画を収集した
洋画家児島 虎次郎という方が、ジヴェルニーを訪れて、
モネ本人から絵を直接購入し、
そのご縁がきっかけとなって、
2000年に友好の印として大原美術館にプレゼントされたものだったのです。
きっと先程見たモネの絵の「睡蓮」の孫やひ孫にあたるのでしょう。
思わぬ出会いに心が潤いました。
Keiko