続きです。


■試験の感想

・率直な感想は、「思っていたより計算が少なく、そして聞くところが細かい」ですかね。

 日本基準の会計処理はある程度知っていたので、日本基準との差異がわかればなんとか解けるかなと思っていたのですが、

 IFRS検定で主に聞いてくるところは、各基準の「適用範囲」とか、××の「3要件」のような、考える問題というよりは知っているか知らないかの問題が多かったように感じます。

例えば・・・

次のうち、IFRS5の適用対象となるものは?      

次のうち、無形資産の計上に必要な要件は?

次のうち、減損の兆候を示すものは?

次のうち、割引率に反映させるべきなのは? 

とかですね。  ※問題冊子は持ち帰れないので、問題文まんまではないですが


・自分の勉強不足(というかうまくターゲティングできなかった)というのもありますが、思っていたよりはなかなか難しい試験だったと感じました。

・とは言っても、合格ラインは60%なので、そこはなんとか越えられるのではないかと思いますが・・・


■まとめ

・独学でも検定試験の合格は十分に可能かと思います。複雑な計算は聞かれませんし、簿記1級挑戦レベルがあれば計算は余裕ではないでしょうか。簿記2級以下のレベルの方でも、計算で足をひっぱるというほどの難易度ではないと思いますので、挑戦しても問題はないと思います。ただし、IFRS検定用の問題集等はないので、自分で減損や退職給付といった2級までで出てこない論点の対策をする必要が出てきてしまいますが・・・


・ポイントは、理論系ですね。適用範囲や各種条件などを押さえておくことをオススメします。日本基準との差異というよりはこっちやるべきです。


・学習教材については、IFRS検定対策用の問題集等が書店にはないので、練習問題が載っている教材を買って学習するとわかりやすくて良いのではないかと思います。

ただし、自分が使った2冊の練習問題では、計算問題が多かったので、計算対策には十分だとは思いますが、逆に理論部分は薄かったので、適用範囲を読み込んだりする等の追加の対策はした方が良いと思います。


・(1)でも挙げたとおり、単位にCUが使われています。何も知らないままCUに出くわすとびっくりしてしまうと思いますので、アビタスの本や、IFRS検定のウェブページの問題で慣れておくと良いと思います。


・アビタスについてはよくわかりませんが、アビタスであれば過去問とか入手できるのでしょうか・・・?


こんなところでしょうか。

自分が受験する際も情報が少なくて困っていたので、これが何かしらの足しになればと思います!

※あくまで、第8回時点に関する内容なので、参考程度に・・・

IFRS検定(第8回)を受けてきました。

試験の感想、自分の勉強法など書きますので、よかったら参考にしてください。


■検定概要(日本語試験)

・IFRS(国際財務報告基準)の理解度をはかる試験で、年4回実施。

・受験料が35,700円で、早期申し込みで28,350円(でも高い!)

・2時間60問のマークシート形式で、60%で合格。


■自分の勉強法

・お金があればアビタス(この試験を運営している団体です)に通って勉強するのが良いのでしょうが、そんな余裕はないので独学で勉強しました。


・自分が使った教材はこちら↓

 ①「テキスト国際会計基準」 桜井久勝, 白桃書房 (購入しました)

 ②「IFRS会計学基本テキスト」 橋本・山田, 中央経済社 (図書館で問題だけコピー)

 この2つの書籍は、IFRSの各基準の説明→日本基準との差異→練習問題(主に日本と差異がある部分の) となっています。


・①を2周くらいして、あとは①と②の練習問題を何回かやりました。

・日本基準との差異を中心に理解していきました。


・唯一のIFRS検定本ともいえる、アビタスから出されているIFRS検定の本があるのですが、それは内容が薄かったので、立ち読みして、載っている問題だけ見て帰りました(セミナー受けると貰えるらしいですが受けていません)。

・IFRS検定のウェブページに問題例が10問載っているので、それを解いてみました。


これくらいです。正直、どんなレベルの問題が出るかわからなかったですし、過去問もないので、日本基準との差異だけちゃんとわかっていれば十分かなと思ってやっていました。


■試験について(形式的なこと)

・受験票が受験票っぽくない(顔写真とかいらないですし)。

・机の上に出して良いものが厳しい(ペンケースNGはもちろん、芯のケースや鉛筆削りもNG)。

・問題冊子は回収される→自己採点や過去問流出はできない。

・問題冊子への書き込みは可。

・A~Dの4つの肢から正答1つを選ぶ。

・金額にはCUという単位が使われ、CU1,000,000みたいな表記がされる。


■試験について(問題内容)

・計算問題が3割から4割、理論問題というか、適切な単語や文章を選ぶのが6割から7割という感じだったと思います。


・出題範囲はフレームワークも含めて38の基準でしたが、各基準から1問か2問出るというイメージでした。

・1つの基準から2問出た場合、計算1問、理論1問となっていることが多かった気がします。


・計算問題は、シンプルな計算(減価償却とか工事進行基準とか)が5,6割、結構細かい条件が付いている計算問題(最低リース料の計算とか、売ったけど在庫を預かっている場合の収益とか)が残りという感じでしたかね。

後者の方は「これ含めるのか含めないのかで2択まで絞れたけど含めるべきなのかどうか・・・」という感じになりました。


・IAS26や、IAS29やIAS41なんかは、日本基準からしたら「マイナー基準でしょ」と思っていたのですが、普通に出ました。