怪談 牡丹燈籠(かいだん ぼたんどうろう)

 旗本の娘・お露は、ひと目惚れをした浪人・萩原新三郎に恋い焦がれてこの世を去りますが、後を追って自害した乳母のお米とともに幽霊になり、牡丹が描かれた燈籠を手にして、新三郎を訪ねようとします。下男の伴蔵はお露に、新三郎と会えるように懇願されますが、幽霊からの依頼に伴蔵は躊躇します。悩んだ末に女房のお峰に相談したところ、お峰は100両の大金をもらうことを条件に、この願いを引き受けるよう伴蔵を説得し…。
 それから1年後。伴蔵とお峰は、もらった100両を元手に、馬子久蔵の口利きもあり野洲栗橋で荒物屋を営みます。店は繁盛し羽振りの良い生活をしていた二人でしたが、伴蔵は料理屋笹屋の酌婦お国に入れあげて、通いつめる始末。それを知ったお峰から厳しく問い詰められます。ついには口論をする二人のもとに、いずくともなく牡丹燈籠が飛んできて…。