スイス パンの旅 vol.6 | 南フランスの田舎パン アヴェロンのブログ

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ヨーロッパの伝統パンにすっかり魂を抜かれてしまったパン屋の店主によるブログです

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92年7月26日(日)

今日はヴァリス州の奥まったところにある村エヴォレーヌか、もしくはマッターホルンの麓の村ツェルマットのどちらに行くかいろいろ悩んだ末に、まずはツェルマットへ行くことに決めた。
シオンから列車でブリークまで行き、ブリークで乗り換えてツェルマットへ。
この辺りはリゾート地なので、日本人観光客がかなり多い。
ホテルを探して“CONTINENTAL”というホテルに泊まることにした。
さっそくパン屋でパンを買おうかと出掛けたが、残念ながら日曜で閉まっていた。
この村に来ている観光客の目的は登山やハイキングであるが、私の目的は専らパンを食べることである。
今日はツェルマットの郷土料理を絶対に食べようと思って、レストランへ出掛けた。
メニューはドイツ語表記で、ややこしくてよく分からないが、牛レバーをハーブをいっぱい使って調理したものと、短冊切りにしたジャガイモを、お好み焼き風に両面こんがり焼いたものを食べた。
それにスイスの白ワイン、サラダ、コーヒーで23スイスフラン(2300円くらい)であった。
実はスイスはワインの産地の一つで、ローザンヌからシオンに来る途中にはブドウ畑が広がっていた。
しかし私はフランスワインが好きなので、スイスワインはちょっと物足りない。
日本にはおそらくあまり輸入されていないのでは…
料理は簡素で質実剛健な内容で、そしてアットホームで美味しかった。
ワインの酔いと時差ボケで、8時頃寝て夜中の2時過ぎに起きてしまった。

写真はホテルのテラスから望むマッターホルンと、それから簡単なマップです。