アヴェロンへの道のり vol.69 | 南フランスの田舎パン アヴェロンのブログ

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ヨーロッパの伝統パンにすっかり魂を抜かれてしまったパン屋の店主によるブログです

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ラボリ・ノーブルのパン担当は、ドイツ語ペラペラのフランス人パトリックと、後継者の若者ミカエルでした。
ミカエルは無口で、ちょっと取っつきにくいですが、パトリックはたいへん明るい性格でした。
アヴェロン県のラルシュで一緒にパンを焼いていたアンヌは、パトリックにパンづくりを教えてもらったそうで、仕事の内容はほとんど一緒でした。
ちょっと違ったのは、ひとつが6キロの、かなり重たくて大きなパンを焼いていたことです。
こういう大きいパンは、ガスとか電気を使ったオーヴンで焼くのはちょっと無理ですね。
ちゃんと火が入らないと思います。
その点、石窯だと窯の余熱でしっかり焼けますから、パンの旨味を閉じ込めて、それはそれは魅力的なパンが焼けるのです。