実はわたしは、小松崎氏の弟子筋にあたる高荷義之氏の作品の
四半世紀遅れのファンです

遡れば

対象商品の細密画以外の背景を一切描かない「ホワイト・パッケージ」
が、タミヤ模型のスタイルを一躍有名に押し上げて、そのことが皮肉にも

情景描写に執拗にこだわった小松崎版ボックス・アート時代の終焉
(ひいてはBOX ART:戦後戦争画という意味合いの終焉?)に繋がってしまった

それ、以降の仕事である少年誌用企画グラビアの
戦闘メカ・ザブングルの情景描写シリーズ
がわたしの高荷作品との最初の出会い

「休息」「激突」「帰還」の素晴らしい口絵ほか
マクロスのファランクスやトマホーク
などの箱絵作品は

前後が違えば、食わず嫌いで終わっていたかもしれない
映像アニメに先立つ、初ロボット・アート体験でした

穴が空くほど眺め随分勉強させていただいたものです

マンガ・アニメ、特に、男の子向けロボット・アニメなどに
まったく馴染まなかったわたしが
高荷氏のザブングルシリーズに痺れ^ ^;た訳は
当然「リアリティ」

アニメ・ロボットが、戦車やブルドーザーくらいの実在感でもって
人とかかわり合う、絵の説得力でした

後になり、それこそが「戦車の高荷」時代に培われた写実主義
賜物であったことを、また別の本などによって知るという
時間的逆体験だったのですが・・


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