6~7cmもある巨大毛虫が
桜並木の梢のはるか高いところから立派な幹をつたって

つぎつぎ、ウネウネと下ってきている

黒い紐状の身体中を、黄色や白の長い体毛が覆う蟲

「うわぁぁ・・!」と、おもわず奥歯をかみ締めて
気味悪がりながら写真を撮ったが

「啓蟄」なんていう暦の呼び名もあるように

日照時間の潮目である「秋分」の日に
こんな存在感ある生物の一斉大移動が起きているのを

近くに住まいながら、これまで、全く知らずにいた

考えれば、動植物には当たり前のことで
単に、自分が無知であっただけのこと・・*_*;

が、禍々しい大群が、頭を振りながらかなりのスピードで
じゃんじゃんと地上に降りてくる
のに

彼岸の墓参りに行き交う人々のほとんどは
そんな変化には全く気づかないようだった

戻ってみて
偶然あんなイベントに遭遇できた、幸運をしみじみ思う

PCで見直すと、写真になったものには
昨日、散歩してきた場所と違った空間が生まれている

毛虫たちのディティールはやはり
目で見ていたのとひと味違い、さらに不思議できれい

お墓のどこかで蛹になり
2009年にまた、私たちの前に現れるまで、しばしのお別れである