フランス国立自然史博物館
25年ぶり、リニュ-アルオープン
に拘るドキュメンタリー、日本初公開
「パリ・ルーブル美術館の秘密」で有名な
ドキュメンタリー・フィルム・メーカー
ニコラ・フィリベール
「Un animal,des animaux : 動物 、動物たち」
は、その続編のようなものかもしれないが
もっと引いた感じ、
上品な距離感ある仕上がりのように感じた
もののけ姫で「地走り」たちが被っていたような
「目だけくり抜かれた獣の皮」が
マスクのように
発砲スチロールや、粘土の土台に
グイグイと被せられて、縫い合わされている
腹から、木の繊維を棒で押し込まれている
防腐剤を注射されている
羽をボンドで植え付けられている
全身ラッピングされたアフリカ象が運び込まれる
ビュフォンの古い大きな銅像があおりで映される
そう、フランス国立自然史博物館は
1793年から200年の歴史を持つ
世界最大、最古のギャラリーなのだ
博物学者、剥製師、建築家と、専門家が勢揃いするが
彼等は、自分の専門分野に予算やスポットや
床面積を取るための議論などしない
それよりも、陳列棚の除湿や密閉に
異常に強固なこだわりを見せたりするのだ
「個人が今、何かの功績をつくる」というより
長い歴史の一部を「今、仮に預かる責任」を
それぞれが果たすというミッション
非常に巨大なプロジェクトなのに
これ見よがしな自己主張がない
ヨーロッパの文化の尊敬すべき成熟度は
こういうところにある
濃密で、静かで、情熱的な景色
ラストにはジーンとした感動・名作・!
_感謝合掌
Un animal,des animaux : 動物 、動物たち
http://www.nicolas-movie.jp/animal/index.html