桜の木の下には屍体が埋まっている!
(桜の樹の下には_梶井基次郎)
風ひとつ吹かない花の元
足音ひとつたてないようにそっと歩いても
はらはら、はらはらと
いくらでもはなびらが落ちてきて
ただ、なぜか悲しい;_;
日本に生まれたものにとって
染井吉野はきっと誰にも
少なからず魂の花
イノセントなお花見体験にも、常に
「華と咲き、潔く散る」の
独特の滅びの美学が刷り込まれている
明治4年の廃藩置県時、国内の城郭が壊され
その跡に誕生したのは
招魂社(靖国神社や護国神社)、軍用地、学校だった
とりわけその、招魂社に
「戦死者の霊を慰めるため」
(多分:苗木から花木への成長まで時間のかからない)
民衆に好まれる、園芸用桜が植えられたのが
今日の全国のさくらの景色の始まりらしい
染井吉野は 軍国主義の産物だったのだ
「貴様と俺とは同期の桜_
__咲いた花なら散るのは覚悟」というあの軍歌
そういえば、あまりにも象徴的・・
そんな、歴史を知れば
何故か、毎年
絢爛の花の下
生と死の形像が複雑に重なってしまう訳の
一端がすこし理解できる
豊穣祈願のご神木としての名残「山」桜に対し
これが 恐らく、今の「里」桜の景色なのだろう
_合掌