と、タイトルを書いた所で、オイラが過去に日本語教師をしていたことを知っている人も、ほぼいないのですが(四半世紀も前ですしね、そもそもその当時の仲間がほとんどいなくなった…)


でもやってたんですよ~(なぞのPR)


なぜこんな話題をし始めたかと言うと…

最近は路線バスに外国人も乗って来るのです、しかも連日乗ってくるので、おそらく生活しながら、日々市内の何処かへ(職場や学校でしょうけど)向かう人達なんですよ。


そんな中、最近良く利用してくれる外国人の女子2人。
だいぶ前から、彼女たちの存在は知ってましたが…

で、そこに今月に入って、バス料金が値上げしたのです。

そのニュースを知ってるかな?と思っていたら、案の定値上げを知らなかったみたいで、料金改定前のお金を払おうとしたので、今後の事も考えて「やさしい日本語」を心がけながら両替や払い方を説明してみました。



結果として、この日は残念ながら両替の仕方が分からなくて、多めに払わせてしまったんたけど、まあおそらくこれから慣れてくるかなと、思いながら彼女達が降りて行くのを見届けてました。

そしたらその翌日、再びその女の子が1人ですが、乗ってきたんです!
しかも前日お金を誤投入した娘の方が!

また降りる時に教えたほうが良いかな~って思っていたら、彼女の方から降りる時にしっかりと500円玉を手にして、「どうしたら良いですが?」と、聞いてきてくれたんです!!

と、言う訳で運行中のバス車内で「即席日本事情」(実習)の授業開始!!

まず整理券番号を見て、両替機を使って両替をして、決められたお金を払ってね!
でもお釣り出ないから気をつけてね〜!

みたいなやり取りをして、今回は過不足なく料金を支払い降りて行きました。

短時間の流れ作業みたいな教え方で、果たして一発で覚えたかどうかは分からないけど、彼女にも少し自信が付いたかな~?とは思い、その日は降りていきました。


 
今回、このやり取りを記事にした理由は、最近(コロナ禍前からですけど)若い外国人が増えて来てます。

彼らが生活上、必要な情報は彼らに分かる様に日本語で伝えるのも必要だなって考えてた折に、様々な場所で言葉に関わる仕事や活動していた者として、このシチュエーションに出会ったわけです。



何年前からか福岡のLOVE FMさんでも「やさしい日本語ニュース」ってコーナーがあり、それを聞いていたのもキッカケだったのですが、生活の場面で彼らに伝えるには素晴らしいツールだと思ってました。



やさしい日本語について、書籍を探していたら







『やさしい日本語』(庵功雄著、岩波新書) 



そのものズバリの書籍に出会いました。 

この本は日本語教師、教育に携わっている方、これから日本語教師を目指す方にオススメします。 

このやさしい日本語と言うのは、初中級ぐらいの学習者達にはかなりの手助けになると実際に感じました。(実際このレベルの就学生が多いようです)



まだ途中までしか読んでないですが、今回の事例にとても役に立ちました。



ひさしぶりに日本語を指導したので、余談で本を紹介しますが、僕が日本語教師養成講座を受講する前に、専門学校側から「これ読んどけ〜」って言われて読んだ本があります。


いかんせん25年も前に受講した時の話で、情報として古いかも知れませんが、日本語と言う言語を理解するのにこの書籍はかなり役立った記憶があるのでオススメしておきます。



『日本語 新版(上)』(金田一春彦著、岩波新書)

 





金田一春彦先生の書籍なので、やっぱり読み応えのある内容だったと記憶しています。


今回は日本事情(実習)の先生としての活動(?)を記しておきました。


ただ……

私は日本語教師をやっていた時は、
文法とフリートーキングしかやってなかったけどね(笑)