旅に出られない日々が続きますね。

いや、出る人ももしかしたらいるかも知れませんが、
出たら出たで非難ゴウゴウ雨あられ
だろうなぁ…
いかんせんこっちも、準備しようとするだけで周りの目線が冷たくなっちゃうんだもんね…
そんなこんなで、ボートレース琵琶湖を拠点に滋賀県を旅しようとした私の旅は、PEACHさんがエライ早い段階で運休を決断された為、早々にバラし作業となりました。
とは言え、休みは確保してるので、
休みとなれば遊びに行くさ!
で、休みに図書館に行ってみたところ、実におもしろい1冊が、
さすが鉄道の町、こんなマニア向けの文献があるんですね。
文献と言っても、時刻表だけどねぇ。
ただこの時刻表が1964年9月号で翌月に東海道新幹線開通が控えてる段階の頃の時刻表。
いわゆる「3丁目の夕日」
的な時代、大阪までは特急こだまですよ。
こだまの次はひびきかぁ〜
「往生しまっせ〜〜〜!」
急に頭の中を駆け巡る一言。
そうか、大木こだまひびき師匠の名前の由来ってこれだったのか?
漫才大好きな割には随分遅すぎる発見をしてしまいました。
そんな発見をしたりしながら当時の鉄道ダイヤなどを興味津々で眺めていたら、
なんと弁当横に「特殊弁当」って書いてある。
これが今で言う駅弁らしい。
新潟駅には小鯛すし(150円)となっている。
今もあるのかと思ったら、

ありました。
どうやらまだ新潟駅で売っておられる!
駅前で呑気にモーニングサービス食べてたけど、即座に片付けて行きましたよ新潟駅へ。
そしたらもう店とは呼べないらワゴンコーナーで駅弁売ってましたわ。
お値段1050円と、56年前と比べて7倍の値段になってましたが、小鯛すしは売ってました!
早速購入し、お弁当食べられる場所を求めて市街地にGO!!
そして御開帳〜!
間違いなくこれは寿司です。
そして実食したら、
酸っぱい!!
寿司飯と小鯛にもしっかりと甘酢が効いていて、何の気無しに食べたら酸味がガツンと効きました。
でも考えてみたら…
21世紀に入って様々な技術が進化して、寿司と言えば今やサンマやイワシなんて、かつて生で食べられなかった物まで食べられてますが、半世紀前なんて、そんな新鮮な魚、漁師じゃなきゃ食べられないですね。
ましてや鉄道に乗って長い旅路で食べるものはやっぱり保存が効くようになっていたんでしょうね。しかも小鯛すしとは、寿司を弁当にしていたなんて、これは確かに「特殊弁当」!
なかなか今のお寿司屋さんでも、ここまで酸味が強いお寿司は無いのではないかな?
そして、小鯛の寿司と共に食べた海苔巻きは、カンピョウ巻………ではなく、
奈良漬けでした。
これも驚いた!
驚いたけど美味しかった!
最近奈良漬けなんて食べてなかったけど、これも保存は確かに効くよね。
半世紀以上前の時刻表と駅弁を味わい、移動する旅は出来なかったけど、時間を超えた貴重な旅が出来た気分で大変満足いたしました。
ちなみに新潟駅の駅弁を取り扱っておられる新潟三新軒 さんは、小鯛すしだけでなく現在は様々なお弁当を扱われてます。
旅した気分で駅弁を味わうなんていかがでしょう?(なぜか営業トーク)
さ、映画見てこよ






