4月29日、昭和の日に、池袋の東武百貨店本店で開催されていた「ローリング・ストーンズ展」
に行ってきました。
貴重な公演資料、キース・リチャーズが愛用しているギターの展示などもさることながら、
当日行われた、ピーター・バラカン氏の講演がたいへん興味深かったです。

60年代のロンドンの音楽シーンと、ローリング・ストーンズ誕生の背景が、当時の音楽などと共に
紹介されましたが、バラカン氏の含蓄ある話は、いつ聞いても、感銘を受けます。

ドン・コヴェイの音楽を聴くと、それにしてもミック・ジャガーへの影響は大である事が良く実感出来ます。

この展示は、大型連休中には行われている筈ですが、興味のある方には、是非行ってみて頂きたい、
と思います。
映画「スーパー・チューズデー」を最近観ました。
ジョージ・クルーニー氏監督、主演による、アメリカ大統領選挙の内側を描いた作品です。
アメリカの政治とエンターテインメントは、日本人が思う以上に密着している面もあります。有名な音楽プロデューサーが、オバマ大統領のブレインになったり、ハリウッドの映画人も、政治的スタンスを割と明確に示したりしています。
この映画は、今年の選挙のシュミレーションとして観ても、興味深いものがあります。
新年、京都の天竜寺へ初詣に行って参りました。
先日、ベネディクトの「菊と刀」を再読し、改めて感銘を受けましたが、日本に於ける、俗世間的な穢れを浄化する「全てを清らかにする精神象徴的な家父長としての天皇制」の意義が説かれています。
(つまり、日本では「地震、雷、火事、おやじ」として、実際の父親は俗人的存在であり、これを補完するものとして、精神的象徴としての父親である「天皇』が必要とされている、という考え方です。)
世界情勢の横の流れに柔軟に対応していく必要もありますが、一方で日本伝統文化の良さも踏まえていく事が必要だと考えます。 辻井氏の語るように、日本ではイデオロギーを越えて、国土を愛する、という心が、今日までの繁栄を築いてきた、のだと改めて実感致します。