新年、京都の天竜寺へ初詣に行って参りました。
先日、ベネディクトの「菊と刀」を再読し、改めて感銘を受けましたが、日本に於ける、俗世間的な穢れを浄化する「全てを清らかにする精神象徴的な家父長としての天皇制」の意義が説かれています。
(つまり、日本では「地震、雷、火事、おやじ」として、実際の父親は俗人的存在であり、これを補完するものとして、精神的象徴としての父親である「天皇』が必要とされている、という考え方です。)
世界情勢の横の流れに柔軟に対応していく必要もありますが、一方で日本伝統文化の良さも踏まえていく事が必要だと考えます。 辻井氏の語るように、日本ではイデオロギーを越えて、国土を愛する、という心が、今日までの繁栄を築いてきた、のだと改めて実感致します。