経済学者、Paul Krugman氏が、
「日本は戦争以外は何をやっても良い」と語っている事は、実に示唆に富んでいます。この発言からは、
「日本は経済的理由では、国家破綻することはない。」
「従って、日本はもっと積極的に、経済的冒険(innovation)
を展開するべきだ。」
というメッセージを読み取ることが出来る気がする、のですが、
如何でしょうか。
クルーグマン氏の考える経済理論は、先進諸国に於ける金融活動は、文字通り「MONEY GAME」であるべきであって、シリアスなものであるべきではない、という今日社会への一つの提言である、とも考えられます。
勿論、人間の衣食住に関わる全ての経済活動が、そうした範疇に収まる訳ではありません。
先進国に於いても、金融活動が有効に機能するためには、
◎「確実な富の再分配」
◎「確実なsafety netの構築」が成されるべきであり、
現在の米国・オバマ政権が直面している課題も、この先進国の
経済の2極分化に端を発している、と言えるでしょう。