円下落、株価の持ち直し受け売り圧力強まる-対ドル96円後半
6月12日(ブルームバーグ):東京外国為替市場では円が下落した。安く始まった日本株が午後に持ち直したのにつれて、円売り圧力が強まった。
ドル・円相場は朝方に1ドル=95円台後半まで円が買われる場面があったものの、午後にTOPIX や日経平均株価 が前日の終値を上回った局面から円売りが一気に加速し、一時は96円90銭を付けた。
ブラウン・ブラザーズ・ハリマン外国為替部の村田雅志通貨ストラテジストは、「日米の金融政策の方向性が逆ということを背景に、ドル・円は上昇に向かいやすい」と指摘。この日のドル・円がやや円安に傾いていることについては、「QE(量的緩和)縮小の思惑は続くので、ドル・円はボラティリティーが高い状況の中で、日本株が値を戻していることも背景にある」と述べていた。
東京証券取引所では、午前は1部33業種のうち31業種が安かったが、午後からは電気・ガスや鉄鋼のほか、繊維、海運や機械などの上昇で下落した業種は24業種に減った。
前日の海外市場では、日銀の期間1年超の資金供給オペ導入見送り発表を受けて加速した円買いの流れを引き継いだ上、米国長期債利回りが低下したのに伴い、一時95円60銭まで円高・ドル安が進んだ。
三井住友銀行市場営業部ニューヨークトレーディンググループの柳谷政人グループ長(ニューヨーク在勤)は、前日の黒田東彦日銀総裁の政策説明に関連して、「十分に評価に値すると思うし、マーケットの評価も多分そうだと思う」と述べながらも、「市場とのコミュニケーションに関してはまったくもって大失敗だった。残念ながらマーケットに短期的にインパクトがあるのはマーケットとのコミュニケーション。これが今の相場だ」と指摘していた。
対円でのドル相場の1年間のインプライド・ボラティリティ(IV、予想変動率)は12.8%台と、前日に引き続き11年9月以来の高水準だった。この日の円は、全面高だった前日とは一転して、主要16通貨全てに対して下落した。
三井住友銀の柳谷氏は、「ドル・円が1日で2、3円動く相場というのは今後しばらく続く可能性は高いと思った方がいいと思う。日銀がコミュニケーションをもう少しうまくやってくれれば戻る可能性もある。2、3円というのは下だけではなく、上もある」と述べていた。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MO951I6K50YC01.html
依然としてボラティリティ(株式などの価格の変動率・変動性)が高い状態が続いていますね。上記の記事にもあるように為替が一日で2~3円動くような相場が続く可能性もあります。つまり利益を上げやすい半面で、損失も大きくなってしまう可能性があるので注意が必要ですね。
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