2011年の注目~金利~について

資産運用入門カテゴリー第2弾は
「2011年のポイントは金利の水準にあり」です。
皆さんご存じのとおり日本政府は短期と長期合わせて900兆円以上の借金があります。
その借金というのは、ほとんどが銀行やゆうちょ銀行、年金基金などの機関投資家と呼ばれている金融機関が皆さんの預金を使って「国債」を購入しています。
つまり、皆さんは間接的に日本という国にお金を貸してることになりますね。
本来、銀行などの金融機関の使命としては預金を集めてその資金を企業に貸し出して利息を得る。それが銀行の収益であります。
企業が銀行から融資を受けた資金で設備投資や新商品の開発をして会社の利益を拡大する。
企業の業績が伸びることによって、従業員の給与が上がりさらにボーナスももらえ、物をたくさん買う。要は積極的に消費するということですね。
通常は、そのようにしてうまくお金が回ることが経済にとっては非常に望ましい状況です。
ところが今の現状は銀行に集まった資金は企業には回らず
そのほとんどが国債の受け皿になってしまっていて
政府の借金のために我々の預金は使われてしまい。
さらに足りない分は
後期高齢者医療制度を廃止すると言ってみたり、
大幅な税制改正をして国民の負担を上げてみたりと
国民にとっては非常に厳しい現状になっております。
それでも、日本の財政状況はなかなか深刻なもので政治評論家の田原総一朗氏が、
今月の「激論!クロスファイア」で、
前官房長官の仙谷氏(今は枝野議員ですね。)と討論し、
「こんなデタラメ予算を後何年組めるのか?」と問うと
仙谷氏は「2年が限度だ」と答えた。
あと2年で破綻する。
官房長官自らがこのような発言をすることにも驚きでしたが
それぐらい日本の財政状況はひっ迫していると思いました。
1990年銀行の普通預金は2%程度ありました。
さらに定期預金の金利は6%あったので
100万預金していれば1年間で6万円も金利がついたのです。
これでは、投資の必要はありませんね。
お金を銀行に預金していればお金が増える時代です。
バブル経済というのはほんとにすごいですね。
私は当時9歳でしたので全く記憶にございませんが。。。笑
しかしながら現在は銀行の金利はほぼゼロです。
いくら預金していてもお金は増えません。
国債の金利も1990年当時7%程度でしたが、
今では1.18%(償還期間によりますが)程度しかありません。
「銀行に預金していても大した金利もつかないから」
ということで個人国債を購入する方は
ここ数年で非常に増えております。
そこで判断基準となるのが「金利です」
金利が上がると債権は安くなります。
債権の価値を決めるのは金利です。
債権の金利は原則的には固定です。
金利の高い債権は高く売れます。利回りがいいからです。
では、金利が上がると債権は安くなるというのはどういうことでしょうか?
債権(国債)には新品(新発債)と中古品(既発債)があります。
新しく利回りのいい新品がでれば利回りの悪い中古品は売られて買いかえられてしまいますね。今、市場には中古品の割合が圧倒的に多いので中古品を買ってもらおうと思ったら価格を安くするしかありません。
ですから一般的に金利が上昇すると債券価格は下がるわけです。
ちなみに仮に金利が上がった場合、リーマンショックの影響で株式から債券のような安全資産に資金をシフトしていた投資家たちが再び株式に資金を移動させますので資産を増やすにはチャンスの時期あるとも言えます。
すでにオーストラリア、中国で金利の反転が始まっています。アメリカやヨーロッパでも金利をあげる動きが出れば世界的に債権安、株高の動きになる可能性もあります。
ですから、今年は「世界の金利水準」を注意深く見て行きましょう。
このように少しずつ金融という世界に興味を持っていただいて国に頼らずにご自分の資産は自分で守るための第1歩にしていただければ幸いです。