岡本太郎
今年生誕100年を迎えるということで、岡本太郎の展覧会が東京国立近代美術館で開催されるという。それに伴い、様々なメディアで岡本太郎が取り上げられている。今月号の「芸術新潮」と「美術手帖」は岡本太郎の大々的な特集号となっており、つい買ってしまった。また、筑摩書房からは岡本の数々の著作を再編集したセレクション「岡本太郎の宇宙」が刊行され始め、その第1巻となる『対極と爆発』(ちくま学芸文庫)も買った。岡本太郎は天才というしかない存在なのだが、驚くのはその圧倒的なエネルギーだ。生きることのエネルギーを放出し続け、その作品を観ることはそのエネルギーを浴びることだと思う。上手い下手、いい悪いといった価値基準を超越して、その作品はそこにある。
『対極と爆発』には、名著『今日の芸術』が収められている。この本を読んだのは数年前だが、とにかく凄まじい本で、すべてのアーティスト志願者(…と書くと、バカみたいだが)必読の書であると思う。伝統にしがみつくのではなく、伝統を自分で作るのだ、と彼は語る。あらゆる制約、常識、約束事から自由であれ、と。画壇的なるものへの呪詛に満ち、どこにも属さず、ただひたすら我が道を貫いた彼の姿勢がよく理解できるし、何よりも彼がそれを実行し生き抜いたことに、頭を垂れるしかない。その他にも花田清輝や野間宏といった文学者との座談会なども収録され(はっきりいって何を言っているのか全く理解できないのだが)、とても興味深い1冊である。ジョルジュ・バタイユとも親交のあった岡本太郎は多分にアバンギャルドな文学者としての側面もある。
東京での展覧会、なんとか機会を見つけて見に行きたいものだ。
『対極と爆発』には、名著『今日の芸術』が収められている。この本を読んだのは数年前だが、とにかく凄まじい本で、すべてのアーティスト志願者(…と書くと、バカみたいだが)必読の書であると思う。伝統にしがみつくのではなく、伝統を自分で作るのだ、と彼は語る。あらゆる制約、常識、約束事から自由であれ、と。画壇的なるものへの呪詛に満ち、どこにも属さず、ただひたすら我が道を貫いた彼の姿勢がよく理解できるし、何よりも彼がそれを実行し生き抜いたことに、頭を垂れるしかない。その他にも花田清輝や野間宏といった文学者との座談会なども収録され(はっきりいって何を言っているのか全く理解できないのだが)、とても興味深い1冊である。ジョルジュ・バタイユとも親交のあった岡本太郎は多分にアバンギャルドな文学者としての側面もある。
東京での展覧会、なんとか機会を見つけて見に行きたいものだ。
