ギャラリーフェイク
美術の勉強をしよう、ということで、とりあえず家に数冊あった漫画を読んでみた。細野不二彦の『ギャラリーフェイク』という作品。以前から気になっていたのだが、買ったままあまり読んでいなかった。3巻まで読んだ。面白い。荒唐無稽な面もあるが、1話1話完結していてその情報量、密度は濃いし、勉強になる。絵画だけでなく、宝石や茶道具など幅広く扱っているのもいい。これからブックオフ辺りで買い集めて読んでいこうかな、と思った。ぼくはかなりの漫画マニアではあると思うのだが、この手のメジャーな作品には極めて疎い。結構人気があったようで単行本も多い。ヒット作なのだろう。細野不二彦といえば『さすがの猿飛』や『GU-GU ガンモ』が有名だが(古いか?)、全然好きではない。むしろぼくは『BLOW UP!』という作品がとても好きだった。ジャズの世界で生きていこうとする若いサキソフォンプレイヤーの話だ。単行本全2巻と短いが、何度も繰り返し読み返した。映画監督を目指す若者たちを描いた『あどりぶシネ倶楽部』という作品もあったな、と思い出した。ぼくにとって細野不二彦はその2作品だ。この『ギャラリーフェイク』も漫画としてよく出来ている。全然好きな絵柄ではないが、話のまとめ方もうまいし、人物造形も巧みである。さすがだな、と思う。
