人生をアートで埋める宣言
人生をアートで埋める。
今年はこれをテーマに毎日を生きてみようと思う。
ぼくは美術画廊に勤務している。国内外を問わず近代絵画の巨匠から、無名の現代美術作家まで幅広く取り扱っている画廊だ。働き始めてから3月で丸9年を迎える。10年目に突入だ。10年といえば、ベテランといっていいのではないか。しかし、自分がベテランであるという自覚は皆無だ。情けない。なんとなくダラダラと仕事をこなしてきただけのような気がする。腰がすわっていなかった。
とりあえず、今年は初心に帰って、もう一度美術について勉強しようと思う。本気を出して、必死に勉強して、もっと真面目に仕事に取り組んでみようと思う。
36歳にもなって、馬鹿みたいだ。いや、まぎれもない馬鹿だ。100%の馬鹿だ。
ぼくはこの世界で生きていく。この美術の世界を泳いでいく。そう決める。決めることにした。少なくとも今年一年は。
考えてみれば、この仕事は素晴らしい仕事だ。
ぼくは昔から漫画や音楽が好きだったわけだが、そういった趣味の領域において培った見識も仕事に生かせるような気がする。好きな漫画を読んだり、文学を読んだり、音楽を聴いたり、映画を観たり、ということが、間接的にせよ、美術の世界にも繋がっていく。すべてがフラットに、アートであり、その世界に漂う存在としてぼくがいる。
仮にぼくがクルマのセールスマンや銀行員であったなら、こうはいかない。趣味は趣味として完結し、仕事とは切り離されるだろう。
趣味も仕事も関係ない。ぼくはアートを生きていくのだ。
例えばぼくは大学時代、澁澤龍彦にハマった。彼の著作を濫読した。今、ふと彼の本を開くと、そこには加山又造について、あるいは池田満寿夫について書かれていたりして嬉しくなる。繋がっているのだ、と思う。ぼくの大好きなミュージシャン、ルー・リードは、アンディ・ウォーホルのプロデュースによってデビューした(ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとして)。繋がっているのだ。
とにかく今年はアートについて学び、遊び、思考し、一生懸命仕事をして結果を出そう。そう決めた。今頃こんなことを言って、遅過ぎるだろうか。「遅いと思った時こそが、一番早い時だ。と、韓国では言うよ」と妻が言った。さすが韓国人だ。
政治も経済も世界情勢もどうでもいい。ぼくはアートに生きる。ぼくの観るもの、聴くものすべてがアートである。
3日後には「もう会社辞めたい」などと言っているかもしれないが。とにかくがんばろう。
今年はこれをテーマに毎日を生きてみようと思う。
ぼくは美術画廊に勤務している。国内外を問わず近代絵画の巨匠から、無名の現代美術作家まで幅広く取り扱っている画廊だ。働き始めてから3月で丸9年を迎える。10年目に突入だ。10年といえば、ベテランといっていいのではないか。しかし、自分がベテランであるという自覚は皆無だ。情けない。なんとなくダラダラと仕事をこなしてきただけのような気がする。腰がすわっていなかった。
とりあえず、今年は初心に帰って、もう一度美術について勉強しようと思う。本気を出して、必死に勉強して、もっと真面目に仕事に取り組んでみようと思う。
36歳にもなって、馬鹿みたいだ。いや、まぎれもない馬鹿だ。100%の馬鹿だ。
ぼくはこの世界で生きていく。この美術の世界を泳いでいく。そう決める。決めることにした。少なくとも今年一年は。
考えてみれば、この仕事は素晴らしい仕事だ。
ぼくは昔から漫画や音楽が好きだったわけだが、そういった趣味の領域において培った見識も仕事に生かせるような気がする。好きな漫画を読んだり、文学を読んだり、音楽を聴いたり、映画を観たり、ということが、間接的にせよ、美術の世界にも繋がっていく。すべてがフラットに、アートであり、その世界に漂う存在としてぼくがいる。
仮にぼくがクルマのセールスマンや銀行員であったなら、こうはいかない。趣味は趣味として完結し、仕事とは切り離されるだろう。
趣味も仕事も関係ない。ぼくはアートを生きていくのだ。
例えばぼくは大学時代、澁澤龍彦にハマった。彼の著作を濫読した。今、ふと彼の本を開くと、そこには加山又造について、あるいは池田満寿夫について書かれていたりして嬉しくなる。繋がっているのだ、と思う。ぼくの大好きなミュージシャン、ルー・リードは、アンディ・ウォーホルのプロデュースによってデビューした(ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとして)。繋がっているのだ。
とにかく今年はアートについて学び、遊び、思考し、一生懸命仕事をして結果を出そう。そう決めた。今頃こんなことを言って、遅過ぎるだろうか。「遅いと思った時こそが、一番早い時だ。と、韓国では言うよ」と妻が言った。さすが韓国人だ。
政治も経済も世界情勢もどうでもいい。ぼくはアートに生きる。ぼくの観るもの、聴くものすべてがアートである。
3日後には「もう会社辞めたい」などと言っているかもしれないが。とにかくがんばろう。