2010年 | 人生をアートで埋める

2010年

●2010年になった。年末年始は12月31日まで仕事をし、元日だけは休みがとれたが、2日からまた仕事、というスケジュールで、正月気分も中途半端にしか味わえず、慌ただしく過ぎ去っている。こんなことでいいのだろうか?1月もひたすら忙しい毎日になりそうだ。

●31日の夜はすき焼きを食べながら、NHKの「紅白歌合戦」を見た。結婚してからは2回目の年越しだ。普段はテレビの音楽番組はほとんど見ないが、「紅白歌合戦」だけは毎年楽しみにしている。あの華やかさが好きなのだ。とはいえ、今年はあまり面白くもなかった。昨年に続いてPerfumeのパフォーマンスには感動したが、あとはたいして魅力的な楽曲にも歌手にも出会わなかった(そういえば、前川清が何故出てないんだ!?)。

●元日はぼくの実家に妻と出かけた。家族そろって正月料理を食べた。ぼくはひたすらビールと日本酒を飲み、といういつもながらの1日だった。

●昨年の12月はドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』を再読していた。何度読んでも面白いが、同時にその作品世界の奥深さに圧倒される。今、完全にぼくの頭はドストエフスキーでいっぱいになっており、今年は彼の作品を可能な限り読もうと思っている。いわゆる5大長編作品のうち、唯一まだ読んでいない『白痴』から読もうか。20代の頃読んだのだがほとんどその内容を覚えていない『未成年』にしようか。亀山郁夫の新訳による『罪と罰』にするか。買ったままでまともに読んでいない『作家の日記』全6巻(ちくま学芸文庫)に取りかかるか…。悩むところだ。とにかく今年はドストエフスキーでいきます。

●それにしても人生というのは、もう少し楽しいものではないのか。独身の頃はあまり考えていなかったが、結婚してからいろいろ考えることが多い。せっかくの人生、もっと美しいものや、かけがえのないものについてだけ考えて生きていけないだろうか。妻と一緒にいろいろな場所に行って、いろいろなものを見たい。時間をもっと自分のために大切に使いたい。ひどい時代になってきている。一寸先は闇だ。臆病で、何か新しいことを始める勇気が出ない。そんな状況を打破していきたい。…と痛切に考える年明けです。