東京4デイズ
妻と東京に出張してきた。去年に引き続いて東京美術倶楽部で開催された東京コンテンポラリーアートフェア(TCAF 2009)にぼくが勤めているギャラリーが出展したためだ。韓国から2軒、日本からは70軒ほどのギャラリーが集結し、3日間に渡って行われたアートフェアは思ったよりも盛況だった。
11月20日(金)
朝6時半起床。すぐに準備して妻と家を出る。バスで名古屋駅まで。朝食の天むすを買って新幹線に乗り込む。10時過ぎに東京着。JRで新橋駅へ。駅を出ると前の広場で多数の古本屋が集って「古本まつり」をやっている。少しだけ覗くが何も買わず、東京美術倶楽部へ急ぐ。到着後、すぐに展示作業を行う。思ったよりもブースが狭い。出品するアーティストは5名。それぞれに気を使い、ほぼ同じようなスペースになるように配慮して展示しようとするが難航し、妻に意見を聞きながら、というか妻にほとんど丸投げして進める。柱に展示するためのパネルが付いていなかったり、空き箱置き場が狭く不便だったりと事務局の不備が目立つ。少し抗議する。4時前にほぼ終了。4時からプレス関係者やVIPを招いての内覧会が始まり、人が入り始める。テレビや雑誌などで見たことのある美術コレクターや評論家の顔もチラチラ見受けられた。うちで出品しているアーティスト達も3人ほど来て、雑談したりする。8時に終了。結局今日は特に何の商談もなかった。最後まで残っていた29歳の女性アーティストと妻と3人で新橋駅付近の居酒屋で飲む。楽しく会話。2時間ほど。その後ホテルに行き、ビール飲んで寝た。
11月21日(土)
10時頃に一人でホテルを出て、昨日見た「古本まつり」に行く。今日が最終日らしい。時間もないので慌ただしく見て回り、結局ポール・デルヴォーとジョルジュ・ルオーというぼくが大好きな画家二人の展覧会図録と、埴谷雄高の本を2冊購入。急いで東京美術倶楽部に戻る。11時開場。終日多くの来場者が訪れ、なかなかの盛況。お昼頃に、若い夫婦が立体の作品を購入。また夕方頃に、以前から顔見知りだったコレクターの方が、うちの絵を1点買ってくれた。30分ほど話し込んだが、とてもいい方で今後もいいお付き合いになるといいな、と思う。アートが好きな人と話すのはとりあえず楽しい。ということで2点売約という好スタートをきった初日だった。6時閉場後、妻とブラブラ歩いてまたもや居酒屋へ。お腹いっぱい食べて飲んで酔っぱらった。ホテルに戻り、最上階にある大浴場で疲れをとる。今日買った古本をペラペラめくりながら、ビールを飲む。至福の時だ。
11月22日(日)
朝早めに会場に入り、掛けかえ作業を行う。小さい作品を少し出し過ぎた気がしたので、セーブして展示する。天候が優れないこともあってか、昨日よりはお客さんは少ない。会場を見て回る。去年よりも面白い作品が多く出ていて、全体的になかなか充実している印象。しかし、どこも売り上げはきびしそうだ。小さくて安価なものしか売れていないようだ。結局盛り上がらないまま終わってしまった。またもや妻と繰り出し、焼き肉屋へ。今日妻がアルバイトとして稼いだお金を全部使ってしまった。おれたちは何をやっているんだろう、と妻と笑い合う。
11月23日(月)
最終日。開場前に、以前から面識のある大阪の某ギャラリーのオーナーの方と少し話をする。とても個性的なギャラリーでぼくはファンなのだ。彼のようなギャラリーをやりたいな、と心から思う。とりあえず今日はなんとか売り上げを作りたい。人と話すことに特に躊躇いのない妻にとりあえず接客してもらって、深い話になってきたらぼくがお客さんと話し始める、というパターン。妻はとにかく積極的で、感心する。欧米のお客さんたちにも英語で立派に対応。結婚してよかった、と思う瞬間である。空いている時間に、「早く私たちも自分たちのギャラリーをやろうよ」と妻がさかんに言う。アートフェアという空間は本当に独特で、魅力的だ。売れていれば、これほど楽しい仕事はない。売り上げされあれば…。昼からかなりお客さんが入り、いくつか商談もあったが、結局売れなかった。仕方がない。きびしいのは他も同じだろう。5時に閉会。撤収作業を行う。思ったよりもスムーズに進み、会場を後にする。タクシーで東京駅に向かい、新幹線で駅弁を食べる。9時頃名古屋に帰り、バスで自宅へ。
淡々とした日々だったが、有益だったと思う。楽しい仕事だった。
11月20日(金)
朝6時半起床。すぐに準備して妻と家を出る。バスで名古屋駅まで。朝食の天むすを買って新幹線に乗り込む。10時過ぎに東京着。JRで新橋駅へ。駅を出ると前の広場で多数の古本屋が集って「古本まつり」をやっている。少しだけ覗くが何も買わず、東京美術倶楽部へ急ぐ。到着後、すぐに展示作業を行う。思ったよりもブースが狭い。出品するアーティストは5名。それぞれに気を使い、ほぼ同じようなスペースになるように配慮して展示しようとするが難航し、妻に意見を聞きながら、というか妻にほとんど丸投げして進める。柱に展示するためのパネルが付いていなかったり、空き箱置き場が狭く不便だったりと事務局の不備が目立つ。少し抗議する。4時前にほぼ終了。4時からプレス関係者やVIPを招いての内覧会が始まり、人が入り始める。テレビや雑誌などで見たことのある美術コレクターや評論家の顔もチラチラ見受けられた。うちで出品しているアーティスト達も3人ほど来て、雑談したりする。8時に終了。結局今日は特に何の商談もなかった。最後まで残っていた29歳の女性アーティストと妻と3人で新橋駅付近の居酒屋で飲む。楽しく会話。2時間ほど。その後ホテルに行き、ビール飲んで寝た。
11月21日(土)
10時頃に一人でホテルを出て、昨日見た「古本まつり」に行く。今日が最終日らしい。時間もないので慌ただしく見て回り、結局ポール・デルヴォーとジョルジュ・ルオーというぼくが大好きな画家二人の展覧会図録と、埴谷雄高の本を2冊購入。急いで東京美術倶楽部に戻る。11時開場。終日多くの来場者が訪れ、なかなかの盛況。お昼頃に、若い夫婦が立体の作品を購入。また夕方頃に、以前から顔見知りだったコレクターの方が、うちの絵を1点買ってくれた。30分ほど話し込んだが、とてもいい方で今後もいいお付き合いになるといいな、と思う。アートが好きな人と話すのはとりあえず楽しい。ということで2点売約という好スタートをきった初日だった。6時閉場後、妻とブラブラ歩いてまたもや居酒屋へ。お腹いっぱい食べて飲んで酔っぱらった。ホテルに戻り、最上階にある大浴場で疲れをとる。今日買った古本をペラペラめくりながら、ビールを飲む。至福の時だ。
11月22日(日)
朝早めに会場に入り、掛けかえ作業を行う。小さい作品を少し出し過ぎた気がしたので、セーブして展示する。天候が優れないこともあってか、昨日よりはお客さんは少ない。会場を見て回る。去年よりも面白い作品が多く出ていて、全体的になかなか充実している印象。しかし、どこも売り上げはきびしそうだ。小さくて安価なものしか売れていないようだ。結局盛り上がらないまま終わってしまった。またもや妻と繰り出し、焼き肉屋へ。今日妻がアルバイトとして稼いだお金を全部使ってしまった。おれたちは何をやっているんだろう、と妻と笑い合う。
11月23日(月)
最終日。開場前に、以前から面識のある大阪の某ギャラリーのオーナーの方と少し話をする。とても個性的なギャラリーでぼくはファンなのだ。彼のようなギャラリーをやりたいな、と心から思う。とりあえず今日はなんとか売り上げを作りたい。人と話すことに特に躊躇いのない妻にとりあえず接客してもらって、深い話になってきたらぼくがお客さんと話し始める、というパターン。妻はとにかく積極的で、感心する。欧米のお客さんたちにも英語で立派に対応。結婚してよかった、と思う瞬間である。空いている時間に、「早く私たちも自分たちのギャラリーをやろうよ」と妻がさかんに言う。アートフェアという空間は本当に独特で、魅力的だ。売れていれば、これほど楽しい仕事はない。売り上げされあれば…。昼からかなりお客さんが入り、いくつか商談もあったが、結局売れなかった。仕方がない。きびしいのは他も同じだろう。5時に閉会。撤収作業を行う。思ったよりもスムーズに進み、会場を後にする。タクシーで東京駅に向かい、新幹線で駅弁を食べる。9時頃名古屋に帰り、バスで自宅へ。
淡々とした日々だったが、有益だったと思う。楽しい仕事だった。