引っ越しを決める | 人生をアートで埋める

引っ越しを決める

突然だが、引っ越すことにした。
先日妻と不動産会社をまわり、いくつかの物件を見た後、その場で決めてしまった。
現在住んでいるところは名古屋市の千種区というところだが、同じ区内の別の場所に移ることになる。間取りは今の1LDKから2DKとなり、全体的に多少広くなる。

ぼくは、20歳の誕生日を迎える直前に実家を出て一人暮らしを始めた。天白区というところで、6畳の1Kだった。通っていた大学に比較的近かったことと、当時の親友が近くに住んでいたから、という理由でそこに決めた。それから10年間、ぼくはそこで暮らした。10年が過ぎ、30歳になった直後に引っ越した。ぼくの20代のすべてはその部屋ととともにあったわけだ。
そういえば、最後の夜は、ちょうど佐野元春のライブが名古屋であった。2004年、アルバム『ザ・サン』リリース後の全国ツアーだった。ぼくは一人で観に行った。アルバムタイトル曲の「太陽」を聴きながら涙ぐんだりした。万感の思いを胸にぼくはステージ上の佐野元春を見つめていた。ライブが終わり、一人で部屋にもどり、徹夜で荷物を整理して引っ越したのだった。

引っ越した当初は、トイレと風呂がそれぞれ分かれていることにまず感動した。一人で住むには充分に広かった。ただ、住んでみるといろいろと問題点も多く、あまり好きではなくなっていた。結婚するとき、引っ越すことももちろん考えたが、韓国人である妻が、とりあえず日本での暮らしに慣れてから一緒に気に入った部屋を探そうと思ったので、そのまま二人で暮らすこととなった。そうして1年と3ヶ月が過ぎ、ようやく二人で引っ越すということになった。これから荷物の整理など大変だが、なんとか乗り越えたい。
新しい部屋、新しい街、新しい暮らし。新鮮な気持ちでまた歩き出してみたい。