藤子・F・不二雄大全集が気になる
知人から、藤子・F・不二雄の全集が出るらしいよ、という情報をもらった。早速インターネットで調べると、すでに特設サイトができている。発行元は小学館だ。
藤子不二雄はもともと藤本弘(藤子・F・不二雄)と安孫子素雄(藤子不二雄A)の二人のユニットとして活動し、1987年にコンビを解消、それぞれ個人名として再スタートをきった。
ぼくにとって藤子不二雄は幼い頃から親しんできた漫画家であるが、どちらかというとAのファンだった。特に自伝的な作品である『まんが道』という作品が大好きで何度繰り返して読んだかわからない。よく知られていることだが、Fが『ドラえもん』や『パーマン』『キテレツ大百科』など、親しみやすく良質な子供向け作品を多く描き続けたのに対して、Aは劇画の影響を受けたブラックなテイストの作風が特徴で、大人向けのものも多い。『怪物くん』や『魔太郎がくる!』などがそのいい例だが、絵柄も泥臭く、ぼくの好みに合うのだった。ただ、Fが嫌いなわけではまったくない。特にSF色の強い短編はものすごいスケールで、天才的な冴えを感じさせた。ストーリーテリングに関しては圧倒的にFの方が卓越している、という印象を持っている。恐らく多くの漫画ファンもそう思っていることだろう。
ところで、全集というものはそれだけで大変魅力的だが、ぼくは買いそろえたことがほとんどない。全巻持っているのはヘンリー・ミラー全集13巻と、漫画家でいえば真崎守選集20巻だけで、三島由紀夫や小林秀雄の全集が数年前に刊行された時も数冊買って挫折したし、ジョルジュ・バタイユ著作集、つげ義春全集なども全巻そろえていない。高橋和巳全集や澁澤龍彦全集なども古書店でセットで売っているのを見ては、その金額にため息をつくばかりだ。結婚してからは本を置く場所に関して、妻の許しをもらうというのが困難でもある。
藤子・F・不二雄。この機会に読んでみたいという気がしないでもないが、どうせ挫折するだろうな、という思いも強い。だが、妙に気になる。コンプリートに作品がそろえられるというのはすごく魅力的で、本好きにはたまらない企画なのだ。
藤子不二雄はもともと藤本弘(藤子・F・不二雄)と安孫子素雄(藤子不二雄A)の二人のユニットとして活動し、1987年にコンビを解消、それぞれ個人名として再スタートをきった。
ぼくにとって藤子不二雄は幼い頃から親しんできた漫画家であるが、どちらかというとAのファンだった。特に自伝的な作品である『まんが道』という作品が大好きで何度繰り返して読んだかわからない。よく知られていることだが、Fが『ドラえもん』や『パーマン』『キテレツ大百科』など、親しみやすく良質な子供向け作品を多く描き続けたのに対して、Aは劇画の影響を受けたブラックなテイストの作風が特徴で、大人向けのものも多い。『怪物くん』や『魔太郎がくる!』などがそのいい例だが、絵柄も泥臭く、ぼくの好みに合うのだった。ただ、Fが嫌いなわけではまったくない。特にSF色の強い短編はものすごいスケールで、天才的な冴えを感じさせた。ストーリーテリングに関しては圧倒的にFの方が卓越している、という印象を持っている。恐らく多くの漫画ファンもそう思っていることだろう。
ところで、全集というものはそれだけで大変魅力的だが、ぼくは買いそろえたことがほとんどない。全巻持っているのはヘンリー・ミラー全集13巻と、漫画家でいえば真崎守選集20巻だけで、三島由紀夫や小林秀雄の全集が数年前に刊行された時も数冊買って挫折したし、ジョルジュ・バタイユ著作集、つげ義春全集なども全巻そろえていない。高橋和巳全集や澁澤龍彦全集なども古書店でセットで売っているのを見ては、その金額にため息をつくばかりだ。結婚してからは本を置く場所に関して、妻の許しをもらうというのが困難でもある。
藤子・F・不二雄。この機会に読んでみたいという気がしないでもないが、どうせ挫折するだろうな、という思いも強い。だが、妙に気になる。コンプリートに作品がそろえられるというのはすごく魅力的で、本好きにはたまらない企画なのだ。