デ・トマソ⑥イノチェンティ・ヌオーヴァ・ミニ(イノチェンティ初期) | "AVEC 2CV" WOLF@浜松南区のО

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等身大の日常生活を、随時載せております。2020年12月からスマホ版移行。なお、筆者住所は2024年から浜松市中央区になりましたが、名称変更はせず。

Innocenti Nuova Mini
 90/120L
1974~75年 前期型

"AVEC 2CV"-ファイル0019.jpg

 全長x全幅x全高
=3.12x1.5x1.365m
 ホイールベース2.04m
  車重 730kg

エンジン(英国MINI用)
水冷直列4気筒OHV
排気量 998/1275cc
イシゴニス方式左横置き

 変速機は4速MT

当初は英国ブリティッシュ・レイランド(BLC)の子会社だったイノチェンティは、ミラノの工場で旧型ミニをライセンス生産していました。

この車は、旧型ミニのメカニズムを踏襲しつつ、ベルトーネ(担当はマルチェロ・ガンディーニ)がデザインした新しい車体に代えて、再出発を図ったものです。

しかし、1976年にBLCは倒産し、イノチェンティは窮地に立たされます。

"AVEC 2CV"-ファイル.jpg

その時、このイノチェンティに助け船を出したのが、デ・トマソ創業者のアレハンドロ・デ・トマソでした。

彼はこの時、二輪車のドゥカティや高級車のマセラティも買収し、小型車市場への進出も、目論んでいました。

それまでイタリア人の「下駄代わり」だった地味な車は、このデ・トマソの支配によって、一気に様変わりします。