リスク管理について前回は
メディアで大々的に取り上げられると

頻度多い=リスク大きいと勘違いしてしまう

利用可能性バイアス↓について述べました。
リスク管理について⑵「利用可能性バイアス」

2020年10月~2021年9月の死因は
下表のとおり。

コロナが全死亡に占める割合は
1%程度、治療法も確立し、
初期に適切に処置すれば
もはや怖い病気ではありません。

image

しかし、多くの国民がこの事実を
客観的に見ることができていません。

利用可能性バイアスがかかっていることが
大きな原因ですが、

今回は、意図的とも思える
大手メディアによる偏向報道により、

更にバイアスがかかってしまいました。
今回はそれについて
事例を挙げてみたいと思います。



❶滅多に起きない若者の、
コロナ重症化は大々的に報道されるが、
ワクチン接種後の重篤な副反応は報道されない。

※異物入りのモデルナワクチン接種後の
若者の死亡は報道されましたが、
死亡は異物のせいだという

印象を植え付けて終わりました。

 

重篤な副反応は流れてもせいぜいネットのみ

image

 

 

❷コロナで亡くなった人は
ときに一般人であっても大々的に報道されるが
接種後に死亡した人は

有名人であっても報道されない。
※中日の木下投手はモデルナの職域接種後に
心筋炎から全身血栓を起こして亡くなりましたが、

テレビでは報道されず、新聞報道でも、
育成から這い上がった選手の死を
小さな囲み記事で悼むだけで、
接種については一切触れられませんでした。
木下投手の死は当初、

接種後死亡のリストにも載らず、
数か月経ってから、

副反応分科会で評価されました。
心筋炎は起こしていたが、
もともと心臓が悪かっただった可能性もあり
ワクチンが原因で起きたか不明とされ、
因果関係は評価不能とされました。
(もともと心臓が悪い人がプロ野球
できるわけないじゃん!という
当たり前の疑問さえ分科会は却下)
 

 

❸後遺症は、

コロナ後遺症は3か月後に起きても
すぐにそれと認められ報道されるが、
ワクチン後遺症は翌日から

重篤な症状が3か月続いても
認められず、報道もされない。

※地方紙や地方局で徐々に

取り上げられるようになり、

さすがに無視し続けることはできないと
判断したのか最近大手でも
少しずつ報道されるようになりました。

 

 

❹オミクロン株は
ワクチン接種していない人も軽症数日で

快癒しているのに、
接種していたから軽く済んだ

という、個人の感想レベルの話を

さも一般的な意見のように報道する。

一方で
70才以上の高齢者が死亡の8割を占めており

彼らのほとんどが接種済みである

との報道は積極的にしない。
 

 

❺ワクチン接種が始まった頃、
妊娠中のアメリカ在住日本人医師の

「接種したけれど無事出産しました。

ワクチン安全です。」は報道するが、
妊婦の絶対数は少ないので一般よりも更に
十分な治験ができてない事実は報道されない。


※この、私が大丈夫だったから、

すべての人も大丈夫であるかのように
誤認させる発言には本当に驚きました。
確率論、統計学のへったくれもありません。

およそ科学者とは思えませんが、
米国の分類によれば医師は
サイエンティストではないそうです。


 

❻松村邦洋や野々村真の

コロナに罹って大変でした報道は

大々的にされるが
広瀬すずちゃんや中川大志くん、

気象予報士依田さんほか
大したことなかった

多くの有名人のことは報道されない。
※病気のかかりやすさや症状には

かなりの個人差があります。
風邪程度ですぐ治る人、

重症化してしまう人、

だからこそ、それを
社会の問題にするときは

客観的なデータが必要になります。
自分が重症(あるいは軽症)だからといって
それがすべての人に

当てはまるわけではありません。
SNSなどの経験の発信も

あくまでも個人のことである
との認識が必要です。

 

 

❼ワクチン効果を強調、リスクは報道しない。
・国内の短期データで

接種後、効果がありました報道はするが

英国保健庁の公式データで、接種者のほうが

時間とともに2倍以上感染しやすくなっている

長期データに基づく事実は報道しない。
 

・国内でのブレイクスルー

クラスター多発の事実は

主に地方局でしか報道されない。
image

 

・ブースターの免疫系への

影響についてもTVでは流れない。
image

 

・オミクロン株は重症化はまれだが、
感染者(分母)が増えれば重症者も増える
だから感染対策が必要とは言うが、
一方、

ごくまれでも接種者(分母)が増えれば
心筋などの重大な副作用が増えるから、
接種を控えようとは決して言わない。

(忽那医師ほか推進派の偏った考え)

 

 

❽東京都で初の10代コロナ死と

大々的に報道したが、

実は事故で亡くなった後に

PCR陽性になったことは言わない。
(NHK7時のニュースでも

事故死であることには一切言及せず。)


一方で、

接種4時間後に13歳の男の子が

お風呂で亡くなっても報じない。

※10代のコロナ死は、事故死のほか
元々重篤な基礎疾患のあった子が4人で
基礎疾患のない10代のコロナ死は

たった1人しかおらず、しかも、

2回接種済みなのに

全身に血栓が出来るという

弱毒オミクロンでは極めて珍しい症例で

亡くなりました。

(症例からワクチンが原因の可能性が考えられます)

image

 

❾変異株が猛威を振るって

大変なことになっているとの報道はするが
ワクチンを国民の8割接種した後の方が
明らかに感染の山が
高くなっていることは

言わない。

変異株にも効くって言ってたじゃん!
とのツッコミも入れない。


過去、インフルエンザでは1週間の感染者が
100万人超と報道していたのに、
そのことには触れない。
オミクロンの致死率も感染者数も
インフルエンザより低いことも
言わない。

 

➓人口動態調査で戦後最大の

死亡増になった原因は
「運動不足など」と報道。

2021年の速報グラフ

赤2021年、青2020年を見ると

image
通常は死亡が少なくなるはずの

春から秋にかけての死亡増が異常に多かった。
春から秋にかけて日本で行われていたことに
思い至るのが普通だと思うが、
厚労省は一切認めるつもりがなく、
増加数のタイミングの些末なずれを言い訳に
関係ないとの見解。大メディアも知らんふり。

 

※5月、接種数の割に死亡増が多いのは、

基礎疾患のある高齢者から優先的に

接種したことが原因の可能性があります。

高齢者の基礎疾患は発熱だけでも悪化します。

副反応に耐えられず

基礎疾患が悪化して亡くなれば

死因は接種後死ではなく、

基礎疾患による死亡となります。


インフルエンザワクチンも

接種後に死亡することはあるが、
死亡する割合はmRNAワクチンの方が

70倍も大きい。

報告されていない死亡も

あるのではないかと疑義を呈するのが
ジャーナリズムの役割だと思うが、

一切されていない。
※人口動態速報について↓
2021年戦後最大の死亡数増加の原因
 

 

⑪死亡者で煽れないときは、

陽性(感染)者数で、

陽性者がいよいよ減ってきたら、

後遺症で、あたかもSARSやMARS並みに
怖い病気であるかのように煽り続ける。

※デルタ株の時、実は死亡数の山は
アルファ株より小さかったんですよというと

皆さん驚かれます。
死亡数が少ないことに気づかれないよう

死亡は前面に出さず、

陽性者数で煽っていたからですね。
なお、デルタ株では、
初期治療ができず、本来助かるはずの命が
助けられなかった例が多数みうけられました。

5類相当にしていれば

助けられた命だったと思います。


<煽り文言>
・「最多」を多用
過去最多
月曜日としては過去最多

今月最多
新しい感染症なので
過去最多にはなりやすい。
いちばん多い!

という言葉の意味で恐怖を煽ります。

・絶対数が少ない時は倍数
先週の4倍
2人が8人だと大したことがない

イメージになってしまうため、
倍数を使って恐怖を煽ります。

 

・青天の霹靂効果
1000人を超えました!
1万人を超えました!

実効再生産数が1以上で推移し、

超えることが容易に想定できても
青天の霹靂であるかのように
大ニュースにします。

以上、徒然なるままに
偏向報道についてまとめてみました。
これらのことから浮かび上がるのは、
コロナはとにかく怖い

という印象を意図的に記憶に植え付け

利用可能性バイアスをかけている

ということです。

そして恐怖を解決するために

ワクチンは効果があって安全を連呼する。


一日100万回接種が目標と
完全に手段が目的化していますが、
芸のためなら女房も泣かすではなく、
接種率のためなら国民(命・健康)も泣かす?

いったい当局は

何をしようとしているのでしょう。

 

P.F.ドラッカーの名言
「誰が」正しかではなく

「何が」正しいを(自分で)考えなさい
は、中島みゆき「宙船」
その船をおまえの手で漕いで行けと
ちょっと似ているなと感じています。

全ての港が灯りを消して黙りこんでも

同調圧力にも負けず、恐怖にも負けず、

image