「凜(りん)として旅立つ 一朶(いちだ)の雲を目指し…」



12月9日(水)、

わたしの母(養母)の命日でした。


この日、

わたしが大変お世話になった方の告別式が教会でもたれました。


教会の発展に尽くされて、

ご自分のお子さんたちを4人立派に育てて、そのうちの3人を

聖職者(牧師、教師)として捧(ささ)げられたKさん☆



聖歌隊員として、長年奉仕されて、

「わたしの後(あと)に、聖歌隊に入ってくれないか」と、

わたしを誘ってくださったのもKさんでした。



容態急変の知らせを受けて駆けつけた、教会の牧師の呼びかけに

「はい!」としっかりと応(こた)え、牧師の手を力強く握りしめて

82年の生涯を終え、天国へと旅立たれたKさん。


短い闘病でしたが、

最期までの期間、肉体の苦痛があられたそうで、

亡くなられたお顔にその跡(あと)が刻まれていましたが、

不思議なことに、時間の経過とともに苦痛の跡は消えて、

そのお顔は深い安らぎと安息の状態に変わってきたと、

奥様がご挨拶(あいさつ)で申されました。



教会の会堂の、

ユリの花だけで飾られた質素な祭壇のもとに安置されたKさん。

そのお顔は・・本当に美しく、気高く微笑(ほほえ)んでおられました。

その魂(たましい)が地上の旅路を終えて、愛する神様の懐(ふところ)に、

今、抱(いだ)かれておられることがよくわかりました。







「凛として旅立つ 一朶(いちだ)の雲を目指し…」

わたしの胸に去来する思いにふさわしい歌詞です。


わたしもこのような最期(さいご)でありたい、

このような顔で旅立ちたい、と思いました。


この日は、母の命日でもあり、母とKさんへ

心からの感謝をしました。




お母さん、ありがとう。

Kさん、本当にお世話になりました。


いま、喪失(そうしつ)感がありますが、

「○○君、君もしっかりがんばれ!」と、

Kさんから、バトンを手渡されたようにも思います。


ゴールの、丘の上に輝く「一朶の雲」(天の光)をめざして

わたしも走りたい、走り抜きたい。






スタンド・アローン(NHKドラマ『坂の上の雲』より)
              (作詞・作曲:久石譲 歌:三宅由佳莉)


san lin(2013/10/13)
動画のリンク元です♪



※「凜として」= 態度や姿などがりりしく、キリリと引き締まっているさま。
※「一朶の雲」= ひと群れ。ひとかたまりの雲

      


今日も、
最後まで読んでくださりありがとうございました。

                             2015年12月11日(金)