イカロスの翼(つばさ)!!


おはようございます♪

今週は、早かったですね☆

月曜日がお休みだったからかもしれません(笑)


今日一日、がんばりたいと思います☆

あっ、皆さんもですよぉ~(笑)





さて、昨日のブログでご紹介した、
さだまさしさんの”道化師のソネット”

「雨やどり」、「案山子(かかし)」、「関白宣言」、「親父の一番長い日」
などとともに、さださんの代表作のひとつとされています。


この曲の誕生には、あるエピソードがありました。。





この曲は、さださん自身が主演・音楽監督を務(つと)めた映画
『翔(と)べ イカロスの翼』の主題歌なのです。


映画『翔べ イカロスの翼』は、
ピエロとして、子どもに夢を与えようと努力しながら、
興行中に不慮(ふりょ)の事故で死亡してしまった青年の
実話を基にした作品です。


「イカロス」とはギリシャ神話に登場する青年の名前。
獄中に囚(とら)われたイカロスは抜け出すために、
父から「蝋(ろう)で創った翼」をもらい、自由に大空を飛翔します。

しかし、父の戒(いまし)めを破って、天高く飛び過ぎたため、
太陽の熱で翼が溶けて、海中に落ちてイカロス青年は死にます。

さださんは、このギリシャ神話のイカロスに重ねて
この青年の生き様と死を作品に著(あらわ)したのです。




道化師(ピエロ)は、たとえどんなに辛(つら)くとも悲しくとも、
化粧姿になった途端、自己の感情を隠して、人々に笑顔を振りまく仕事です。

主演はさだまさしさん本人が演じました。


昭和47年(1972年)、
カメラマン志望のひとりの若者が、サーカスの写真を撮(と)りたくて、
「キグレサーカス」を訪れました。

その青年、栗山徹(くりやま とおる)さんは巨大なテント、ジンタの響き、
命をかけた曲芸、緊張、拍手、歓声、そして、サーカスで生き生きと働く人々に
魅(み)せられ、無難な人生に背を向け、自分もサーカスの世界に生きていくことを
決意しました。

そこに働く人々を撮(と)り続け、生活を共(とも)にしていくうち、
笑いの原点“ピエロ”に惹(ひ)かれて、自分もピエロになりたいと
志願します。

サーカスに造詣(ぞうけい)の深い、俳優・三木のり平さん(故人)、
パントマイムのヨネヤマママコさんの教えを受け、メイクも自分で工夫し、
訓練を重ね、次々と難しい芸を覚え、晴れ舞台に踏み出していきます。

やがて、“ピエロのクリちゃん”が誕生、多くの子どもたちや大人たちに
愛されることになります。


その魅力が広がり始めた時、悲しい事故が起きました。




昭和52年(1977年)11月、
クリちやんは興行中の高綱渡りの最中に
バランスを崩(くず)して落下し、亡くなってしまったのです。


青春のすべてをピエロに賭(か)けた若者、栗山徹28歳。

こんな青年が生きていたこと、愛されたこと、
そして、本当に、天高く飛翔(ひしょう)していったこと…

そして、この曲を聴かれた時に、
この青年のことを思い出してくださったら、うれしいです…




さだまさしのファンを公言する松本人志さんは、

この曲を「生涯で一番聴いているかもしれない」と語っており、

歌詞の内容を「芸人の根本や」とまで絶賛しているそうです☆



画家・コメディアンのジミー大西さんは、

この曲を、一生の思い出としており、とても大切にしている、

とのことです。











  道化師のソネット 新妻聖子(NIIZUMA SEIKO).wmv
  
  tatitu1969さんが2012/04/06 に公開



この曲を聴くたびに思うこと…

自分も、誰かのピエロになれたらいいなと…





ほな(笑)…



   ペタしてね


今日は、花金でしたね笑