こんにちは☆

みなさんは覚えておられますか?

2020年夏季五輪・パラリンピックの開催を東京が勝ち取った

ブエノスアイレスでのIOC(国際オリンピック委員会)総会のこと。



ここで、この東京オリンピック開催決定の要因となったであろう

ある、プレゼンテーションをご紹介します♪

佐藤真海さんのプレゼンです☆




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最終プレゼンテーションに臨んだ宮城県気仙沼市出身で
パラリンピック陸上女子走り幅跳びの佐藤真海選手(31)は、
「スポーツの力」を訴えた。

すべての力を出し切る

運命の瞬間、わたしは思わずいすから跳(と)び上がりました。
地球の反対側のブエノスアイレスで行われた、
2020年夏季五輪・パラリンピックの開催都市を決めるIOC総会。
現地時間の9月7日午後5時、IOCのジャック・ロゲ会長が
封を開けた紙に


「2020 TOKYO」


と書かれていました。

7年後、東京が世界中のアスリートが集う五輪とパラリンピックの
舞台になることが決まったのです。

すぐ隣で安倍晋三首相が同じように大喜びし、
一緒に招致活動をしてきたメンバーが泣いている姿も目に入ってきました。
わたし自身も少し涙がこぼれてきましたが、
実はもう喜ぶだけの力すら残っていませんでした。

その日の午前中、わたしは東京の最終プレゼンテーションに
トップバッターとして登壇しました。
開催都市の命運をかけた、まさに決戦の大一番。
そこですべての力を出し切っていたのです…。


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2020年オリンピック東京招致(しょうち)委員の
最終プレゼンテーション(1)(日本語訳)

【パラリンピック女子走り幅跳び代表・佐藤真海】

 
「IOC会長、そしてIOC委員の皆様。佐藤真海(まみ)です。

わたしがここにいるのは、スポーツによって救われたからです。
スポーツはわたしに人生で大切な価値を教えてくれました。
それは、2020年「東京大会」が世界に広めようと決意している価値です。
本日は、そのグローバル(世界的な規模)なビジョンについて
ご説明いたします。 

19歳のときにわたしの人生は一変しました。
わたしは陸上選手で、水泳もしていました。また、チアリーダーでもありました。
そして、初めて足首に痛みを感じてから、たった数週間のうちに
骨肉種(こつにくしゅ)により足を失ってしまいました。
もちろん、それは過酷(かこく)なことで、絶望の淵(ふち)に沈みました。

でもそれは大学に戻り、陸上に取り組むまでのことでした。
わたしは目標を決め、それを越えることに喜びを感じ、
新しい自信が生まれました。

そして何より、わたしにとって大切なのは、
わたしが持っているものであって、わたしが失ったものではない
ということを学びました。


わたしはアテネと北京のパラリンピック大会に出場しました。
スポーツの力に感動させられたわたしは、恵まれていると感じました。
2012年ロンドン大会も楽しみにしていました。


しかし、2011年3月11日、津波がわたしの故郷の町を襲いました。
6日もの間、わたしは自分の家族がまだ無事でいるかどうか
わかりませんでした。
そして家族を見つけ出したとき、自分の個人的な幸せなど、
国民の深い悲しみとは比べものにもなりませんでした。

わたしはいろいろな学校からメッセージを集めて故郷に持ち帰り、
わたし自身の経験を人々に話しました。
食糧も持って行きました。ほかのアスリートたちも同じことをしました。
わたしたちは一緒になってスポーツ活動を準備して、
自信を取り戻すお手伝いをしました。

そのとき初めて、わたしはスポーツの真の力を目の当たりにしたのです。

新たな夢と笑顔を育む力。
希望をもたらす力。
人々を結びつける力。


200人を超えるアスリートたちが、日本そして世界から、
被災地におよそ1000回も足を運びながら、
5万人以上の子どもたちをインスパイアしています。

(※インスパイア=ここでは、励ますという意味とします。)


わたしたちが目にしたものは、
かつて日本では見られなかったオリンピックの価値が及ぼす力です。
そして、日本が目の当たりにしたのは、
これらの貴重な価値、卓越(たくえつ)、友情、尊敬が、
言葉以上の大きな力をもつということです。」


以上です。

骨肉腫という、アスリートにとって最も恐ろしい

病にかかり、右足ひざ下を切断・・

しかし、真海さんは立ち上がりました。


最愛のお母さんの、ある言葉によって…

次のブログでご紹介します。



今日も、数あるブログの中から

いなか道のブログを読んでくださり、ありがとうございました


とってもいいお天気ですね(^_^)/

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