いつの間にか…

  また、夜の更新に、気が付けば戻っていたいなか道です(笑)



  いま、わたしは京都市の左京区の地域に住んでいますが、

  以前は、右京区にいました☆


  左京区、洛北の秀峰「比叡(ひえい)山」の麓(ふもと)のあたりです♪

  比叡おろしが厳しい土地ですので、寒がりのわたしには

  早く春が来てほしいと願って、ひたすら耐えていますが

  昨日、「床暖房」が我が家に来てくれました(笑)

  なので、少しはしのぎやすくなりました♪


  でも…やはり京都は盆地ですので「冬は底冷え」「夏は猛暑」という

  特徴を備えていますね…。


  生まれながらの、コテコテの京都人(笑)ですが

  京都の気候には慣れることがありません。

  いなか道→ モグリ?




  以前に右京区にいたころに、

  車で10分ぐらいのところに、「嵯峨野」の田園が広がっていました☆

  今日は、その嵯峨野での思い出を書きました☆



  いなか道は、この嵯峨野の田園が好きで、よく歩きました…

  四季折々の風景は本当に美しくて農道のわきにひっそりと咲いてる

  野の花たちにも語りかけながら歩きました♪


  ある冬の時、まだブログを始める何年も前のことですが、

  わたしはあることで心が傷ついて、重く悲しい気持ちを抱(いだ)いて

  この、嵯峨野の田園を訪れました。。


  冬枯(ふゆが)れの嵯峨野はモノクロに近い景色でした。

  その田園の中に、一本の柿(かき)の木がありました…

  もうほとんど葉も落ちていましたが、一つだけ、まだ実を付けてました。

  
  それが北風の中で揺れていて、今にも落ちそうでした…

  わたしは、なぜかその柿の実が自分のように思えて…

  「がんばれ! がんばれ…」って声をかけていました。


  時刻はもう夕刻でした。

  冬の夕刻は、特にわびしく・・しかし、遠くの愛宕(あたご)山に

  沈む夕日が美しく…

  しばらく、その夕日を見つめていました。。


  ふと気づくと、一日の農作業を終えた人が枯葉や、雑草などを

  燃やしています。

  その光景に重なって、周囲の色が次第にパープルに変化していきます。


  その、野焼きの「流れる煙」が、夕日の色に染まっていくのを見ていると、

  次第に、心が癒されていくのを感じました。



 
  再び、歩き出した道の向こうから…集団が走ってきます。。

  よく見ると、近くの小学校の生徒たちが白い息を吐きながら

  先生にリードされて集団で走っています。


  そして、わたしがその集団とすれ違う時に…

  「こんにちは!」とほっぺを赤くした一人の小学生が

  声をかけてくれました…


  「あ! こんにちは…」 返事をした時には、もうその集団は

  わたしから離れていきました。。



  白い息を吐いて、真っ赤なほっぺをした元気な小学生たちの

  走る姿を見て、わたしはふっと我に返りました。

  「何を悩んでいたんだろう…」

  「さぁ~ 元気を出して、明日からまたがんばろう!」って。


  「ありがとう、君たちから元気をもらったよ!」

  もう、はるか向こうに見える彼らの後姿が涙でぼやけていました。


  冬枯れの嵯峨野は、「流れる煙」が一日の終わりを

  告げているようでした…



2012年冬京都 北嵯峨の畑からの愛宕山
(kyoto snowy Mt.Atago on February, 2012)


island0226さんが動画をアップロードしました。-アップロード日: 2012/02/10ー




   流れる煙…

  わたしはすぐに、ある曲を思い出していました。




陽はまた昇る♪ 谷村新司

seisyun123さんが動画をアップロードしました。-公開日: 2012/03/18ー




  「冬晴れの空… 流れる煙… 風は北風…」


  この曲を聴くたびに、あのころの、あの風景がよみがえってくる

  いなか道です♪


  そして、あの頃の自分に、「現在(いま)は幸せだから、何も心配しないで」と

  伝えたい気持ちでいっぱいです(笑)



  つまらない、いなか道の思い出につき合わせてしまいました。

  あしたから、また通常の日々が始まります☆

  皆さんが、健康で元気で毎日を過ごされますようにと

  お祈りしています(*^。^*)