こんにちは、フォレストインターナショナル サービスセンターです。
最近はハマり仕事が多く、力不足を痛感します。
いつも重整備をやっているねとお客様に言われる事もあります、大量の差し入れまで頂いてしまって、、、、、
感謝申し上げます。
重症の自分にはどこからが重整備なのか区別ができません、、、、、
アウディS4です。
V型8気筒4.2リッターエンジン。
自然吸気でレスポンスの良さと野太いサウンドが特徴的。
が、、、、、
大量のオイル漏れを起こしており、吹け上がりもサウンドもスポーツではなくなっている様子。
漏れているのはエンジンオイルとパワステフルード。
では修理しましょうとなるんですがこの車、、、、、、、
整備性が超悪いの。
当たり前のようにコアサポートを取り外し。
ギットギトに汚れたエンジンを正面から。
どこからやろうか悩み中。
インテークマニホールドを取り外して、、、、、、、
一番漏れていたオイルフィルターハウジングとカバープレート。
キレイに洗って、、、、、、
NEWガスケットをセット。
組付け。
オイルフィルターハウジングのガスケットも交換して組付け。
これだけでもキレイになったでしょ。
まだまだあります。
ヘッドカバーのガスケット交換。
反対バンクも。
エンジン内部はキレイな様子。
ハーネスのコネクターが劣化でポキポキ壊れていくから割れてしまったコネクターは交換。
続いて、、、、、、、
オルタネーターの脇からのオイル漏れ。
取り外してしまっているがここにオイルクーラーがいます。
ここの丸いガスケットを交換。
清掃してオイルクーラーを組みました。
ウォーターポンプとサーモスタットも取り外すので再使用せず交換します。
さて、、、、、、
ここまできましたが、ここからが本題。
地獄の入口へようこそ。
ここからはヤバすぎて写真が減ります、、、、、、、、
オイル漏れしていたパワステポンプ。
これが超狭いのなんのって、、、、、、、
やっとの思いで摘出。
これから新品を組むってのが鬱になる、、、、、、
その前に。
エンジン側を洗っておかないとね。
パワステポンプ、エアコンコンプレッサー、ウォーターポンプはベルトではなくエンジンからのシャフト駆動。
ハイ。組みました。
ここからパワステオイルが滝のように漏れていたプレッシャーホースとリターンホースを交換したのですが、、、、、、、
ヤバすぎて写真どころじゃなかった、、、、、、
狭い上に手探り。
そしてアクセスできるスペースを確保する為触媒やなんやら色々取り外しましたよ。
ステアリングラックがそもそも見えないから本来はエンジンを降ろして行う作業です。
工賃を下げる為に提案したのは自分なんで、今思うとどっちが良かったのだろうか。
むしろオーナーから降ろさずできるの？って思われてたかも(笑)
それはさておき。
全てのメニューを完了。
Before
After
！！
如何でしょうか。
＝今回交換した部品＝
・オイルフィルター
・ハウジングガスケット一式
・カバープレートガスケット
・ヘッドカバーガスケット左右
・プラグホールガスケット
・インテークマニホールドガスケット左右
・オイルクーラーガスケット
・ウォーターポンプ
・サーモスタット
・パワーステアリングポンプ
・パワーステアリングプレッシャーホース
・同じくリターンホース
・その他取り外した部品のパッキン一式
・ドライブベルト
・テンショナー
・アイドラプーリー
・エンジンサポートブッシュ
・バキュームホース(引き直し)
・イグニッションハーネスコネクター
・ラジエターアッパー＆ロアーホース
途中で気付いたこと、それは。
このエンジン、5バルブなんですね！
恥ずかしながら知りませんでした、、、、、、
5バルブと言えば。
フェラーリ F355
や、、、、、、
フェラーリ 360モデナ
が代表的です。
アウディのエンジンもいいですね！
大変だったけどS4の面白さに気付いた。
完成後は入庫時とは比べ物にならない程調子がよくなりました。
S様、ありがとうございました。