お久しぶりですの西神小町さんとの金剛山。
華々しく紅葉していた木々もすっかり葉を落とし、登山者も激減。本来の森を取り戻し、
鳥たちが安心したかのようにあちこち飛び交っています。降り積もった落ち葉をかさこそ
と…、ときに石との摩擦で滑らないよう…。
ひんやり冷たい空気が、耳横をつとーっと流れる汗にここちよく…、近況報告をしあい
っこしながら、晩秋のハイキングを満喫してきました。いよいよカップヌードルが美味しい
季節♡ それはそれで嬉しい♪
一ノ滝を越え、二ノ滝へ。滝の直下にも行きました。それにしても前からこの角度での
新しくできた道もあり、特にトラバース箇所の通過は、バランスが悪い方には歩きづらく、
二ノ滝上部は枯葉の絨毯を割って流れています。このルートはツツジ尾谷といいますが、
昔の本を読むと、「筒状」が訛ってついた名のよう…。毎回、ここを通るたびに腑に落ち
堺で有名なお茶屋さん、つぼ市さんの緑茶には、昆布で形どった古墳が入っています♪
下山は文殊東尾根のハードルートで。途中から寺谷に合流しますが、こちらは滑落
事故があったそうで、以来、かれこれ1年通行止め。登りやすく重宝なルートでしたが、
事故の場所は確かに注意個所ではありました…。
大概の事故は何にもないところで起きるもの…、注意個所で滑るというのは、実力が
見合っていないのか、気を抜いているかのどちらか…。
金剛山は大阪府民に大人気の山で、大勢の人が登りに来ます。イケイケゴーゴー
です。
昨日も普通の服装で外国人の方が地図もなく経験者の同行もなく、何にも知らずに
一般登山道以外を歩こうとしていました。どこでもよいから山頂に行きたいというので
一般道入口を案内しておきましたが、そんな風に、皆が軽い気持ちで入山し、誰かに
ついていく、というパターンが多く、残念ながら死亡事故も数件ある状況。
100%の危険は見えるけど、100%の安全は見えないもの。安全でない場所があちこち
に潜んでいること、もっと知ってほしいなと思います…。