奥飛騨に行ってきました。
紅葉を見るつもりで計画した福地山、今年はシーズンが少し早くて、既に落葉後。
落ち葉のいっぱい積もった登山道をカサコソ踏みしめ、すっかり雪化粧した北アルプスの
大展望をお腹いっぱいに楽しんできました。
北穂、奥穂、西穂、前穂がそろい踏み!!
冠雪済みのアルプスは、人を寄せ付けない神々しさを放ち、凛とたたずんていました。
入山口は福地温泉のバス停前。
昨日は悪天で、新穂高ロープウェーも運休になり、平湯温泉でも雪が舞いました。
ケモノ…💦
クマよけ鈴をぶら下げて歩くのは、ペースが狂うのであまり好きではないですが、郷に
入っては郷に従え・・・、チリンチリンと鳴らしながら歩きました。
山頂からの景色です。
西鎌尾根から槍ヶ岳、大喰、中岳、南岳と続き、大キレットで一旦くぼんで、涸沢岳が
丸みのある山容を見せ、その横にはちょこっと北穂が・・・。で、奥穂、西穂が固まって、
そこから西穂山荘へのギザギザの稜線が、こちらに向かって大迫力で延びていました。
奥穂の右側には、吊尾根から続く前穂と明神岳が。
一ヶ月前に上高地側から見た明神は、黄葉に彩られつつも、何とも生々しい岩肌を
露わにしていたけれど、今日はほんのり雪化粧して神々しく輝いています。
焼岳は、登りだしすぐからずっと見えていて、距離が近いのでとても大きく見えます。
山頂手前からは後方に乗鞍岳も見えました。
この写真には写っていませんが、左に目を転じると、大木場ノ辻の稜線ごしに笠ヶ岳が
にょきっと顔を出しています。
こんな大迫力の景色を、観光地にある展望台でなく、登山で見れるなんて、本当にあり
がたいです。このシーズンの掘り出し物!!
一応持参したストックやアイゼンも不要で、初冬の温かい日差しに少し汗ばみながらの