スリランカの山旅17 食べもの | 森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

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「世界の国の人と自然」を愛するヨメが
「岩と雪と氷」を愛したダンナと
日々のつれづれを発信します。

スリランカで何を食べたって??

カレーです、カレー。とにかくカレーをいっぱい食べました。


カレーといっても、日本で食べるのとは違います。

インドやネパールのものともちょっと違います。


カレーにトッピングするいわば薬味のサンボル。
ココナッツパウダーに玉ねぎのみじん切りとか、コクが出る魚の何か、塩コショウ、レモンか

ライムなどの酸味がベースで、辛いものや野菜味のものなど、様々なバリエーションが

ある。基本は辛い!

カレーは野菜、チキン、魚、豆で、ビーフカレーはあまり見なかった。

ご飯は、写真のものはココナッツミルクで蒸しあげた?ご飯、キリバット。

他に、赤米、白米、米粉の麺(ココナッツ味)など。


私は赤米が好きでずっと食べていたけれど、時々、石が入っていて、ゴリッって音が

するのがたまらなく嫌だった。カレーは飽きるものの、ずっと食べてても平気!

ヌワラエリヤ近くのランチ。茶畑を眺めながらの美味しいビュッフェだった。

このツアー、アダムスピークに登るとき以外は全て、豪華なホテルに泊まるので、食事は

洋食や中華もあり、まったく問題なく過ごせる。

前菜だけでもこんなに楽しめるので、メインにはなかなかたどり着かない(笑)!

こちらもヌワラエリヤ近くのレストラン。


英国の流れがあるのか、スタッフはよく教育されていて、こちらが赤っ恥なほど・・・。

スタートのスープもいつまでもボウルにスプーンを入れていると、まだ食事中と思って、

引いてくれない。きびきびとしていて、気持ちよかった。

デザートはプリン?が出たが、茶所どころらしく、茶葉がトッピングされていた。

レストランを出ると、らせん階段があり、

上がるとこの景色。

この建物は、イギリスのウェールズの古城みたいな造りになっていて、雰囲気、サービス、

味、ともに素晴らしかった。また行きたいレストラン。

これは登山前日のロッジの食事。

お魚をチョイスしたら、こんなんだった。海の魚みたいで、スパイスがしっかり利いて、

臭みは全然なくて、美味しかった。蒸した野菜と、チャーハンの中身とサラダが全部

同じ野菜という・・・(笑)!

キャンディーのあか抜けたレストランでのランチ。

この日はポークをチョイス。スペアポーク、むちゃくちゃ美味しかった!前菜もこじゃれて

いて、さすが、スリランカ第二の都市だけのことはある。


シーギリヤ付近のホテルでのランチ。


オープンエアの解放感あるレストランで、食後、お昼寝したい感じだった。

スリランカの建物は、英国の影響だけでなく、心を休ませてくれるような癒しの空間を

配した場所が多い。


スリランカの旅のキーワードに、アーユルベーダや遺跡群、カレー、スパイス、紅茶に

宝石、サファリなどがあると思うが、忘れてはならないのが、ジェフリーバワ。
スリランカ生まれの建築家で、トロピカル建築の先駆者である。


自然と建築と人とが一体となるように造られた建物は、もはや芸術作品。

機能性重視のホテルではなく、その場を楽しめるようなリゾート建築は、例えば、

エントランスすぐにプールがあって、その先に海が広がり一体に見えるインフィニティー

プールとか、建物内にむき出しの岩が組み込まれていたり、壁にも屋根にも草が生い茂り、

自然と建物の境界が分からないものであったり・・・。

あるいは、ダンブッラの石窟寺院のように、壁にも天井にも絵画が配された部屋とか。


世界的に有名なホテルチェーン、アマンリゾートの創始者も、バワの影響を深く受けた

という。


本来は人も自然の一部、という概念がバワにはあったのかもしれないな。

自然への回帰は、人の気持ちを解放してくれる。
難しいことしなくても、そこに身を置くだけで絶なる安らぎを感じる空間であれば、

それだけで十分に心も身体も癒すことができる。


スリランカの旅の印象が柔らかいのは、きっとそういう部分が大きいのかもしれない。