スリランカの山旅6 ヌワラエリア | 森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

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「世界の国の人と自然」を愛するヨメが
「岩と雪と氷」を愛したダンナと
日々のつれづれを発信します。

セイロンティーの一大産地、ヌワラエリアは標高が1000~2000m程度の冷涼なリゾート地。


シンハラ語で、「ヌワラ」とは町とか都市のこと、「エリア」は陽射し
つまり、光あふれる町、という名前のステキな町。

お茶には殺菌作用があるけど、緑一面の紅茶畑を眺めながらドライブしていると、心の

中から浄化されるような心地よさがある。

上から下まで、お茶の畑が連なっている。

植民地時代に、労働力としてインドの南部から移住してきたタミル系の方々が、今も

作業に携わっておられる。

シンハラ人は彼らを若干見下しているような感じもするけど、それに対するテロ組織

「タミルイラーム解放の虎(LTTE)」は2009年に終結し、基本、民族間の対立はない。

とはいえ、LTTEは再興に向け、資金獲得活動を地下で継続中、という情報もあるので、

夜の一人歩きや、集会などに顔を突っ込んではいけない。まぁ、こういうことは、どの

国にも想定されることで、夜歩き禁止は旅行者の一般的な話ではある。信頼でききる
日本の旅行会社を通して手配されて、ツアーの人たちと一緒に行動している限りは、

ほぼ間違いなく安心といえるのではないだろうか。

ちなみに、シンハラ人は、上座部仏教(昔でいう小乗仏教)徒がほとんどで、非常に

温厚、虫なども掃いはするけど、パンッはしない。徳を積むことで悟りが開けると、

祈りも欠かさないし、一つ一つの行動に愛がある。ように感じる・・・。

茶葉を摘んで、計量するための場所。

大体、20kgの茶葉から5kgの紅茶ができるらしい。
私もここ数年、欠かさず茶摘みに行って自分で日本茶を作っているけれど、小さな手かご

いっぱいに集めるのですら、結構時間がかかる。


茶葉はいっぱい生えてるけれど、新芽の小さすぎるのは粉になるだけ、大きすぎると

硬くて揉みこめず、結果、発酵がうまくいかないはずなので、頃合いの茶葉を探しながら

採取するので、時間がかかる。


イギリスの華やかな紅茶文化は、こういった人たちの下支えがあって、と思うと、

紅茶はもっと高くてよいのではと思ってしまう。。。もちろん、機械で一気に刈り取る

ところも多いとは思うけれど・・・。


英国統治時代には、避暑地として栄えた町、広い芝生の庭を持つイギリス風の建物が

点在している。コロニアル調ホテルや、クラブ、ゴルフ場、競馬場など、あか抜けた
雰囲気で旅心をくすぐる。

ここは、郵便局。英国人による郵便事業の整備については、今も感謝していると、

ホートンプレインズのガイドさんがおっしゃっていた。

ポストは、近隣か国内か海外か、行く方面によって色分けされている。
近隣はお茶の緑、国外は海を渡って、とイメージがしやすいなぁ(笑)! これは私の

勝手な想像ですが・・・。

通常切手は窓口で買えるが、お土産やコレクター用に、建物を出た場所に別の切手

販売コーナーがある。茶摘みの切手は売り切れ、アダムスピークのは販売されてない

とのことだった。

町からは、この国の最高峰、ピドゥルタラガーラ(2524m)が見えている。中央やや右の

一段低い方が最高峰。軍の基地がある。詳細は別記。

市場。

四方を海に囲まれ、お魚は豊富!


高原野菜も豊富。
市場が豊かだと、庶民の暮らしが安定しているだろうと想像できる。