夏山JOY 立山その2 | 森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

「世界の国の人と自然」を愛するヨメが
「岩と雪と氷」を愛したダンナと
日々のつれづれを発信します。

翌朝、思った通りの好天!


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前日登った龍王岳。

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一ノ越山荘を眼下に見ながら、ガレ場を登ります。

昨夕の食事後にテレビをみながらお話をした広島のグループの方々も、終始、前後

しながら、登っておられます。

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雄山山頂にて。

神主さんのお祓いの言葉はとてもありがたいものでした。


立山信仰や修験のこと、以前、読んだことがあるのですが、山麓の芦峅寺や岩峅寺の

人たちの強い思いに守られて、歴史に翻弄されつつも、今、ここにこの神社があるとの

ことでした。


富山から直行バスでも2時間半もかかる山奥のお社です。

今でこそ、整備された山道で、しんどいけれど誰もが登れるわけですが、車のない昔、

立山権現様にお参りしようと思ったとしても、そうそう簡単なことではなかったでしょう?

まして、岩山です。


修験道の人たちは、この山に登攀行という行をするために登ったとも書いてましたが、

「道」というのは終わりのないこと、登ったら何かが与えられるわけではなく、死ぬまで

永遠に続けるべき修業なのですから、どれほど重くしんどいものだったであろうと、

他人ごとながら心を痛めます。


ここにいる人たちは、あなた方、立山に住む神様たちに会うために遠くから、あるいは、

近くの里から、ここまで攀じ登ってきました。

どうか、この人たちの願いをかなえ、平穏に暮らせるよう、守ってあげてください。

的なお祈りを、この神主さんがして下さっていたように聞き取れました。


アルプスの大自然に、ただひたすら身を置きたい一心で、いわば物見遊山でやってきて、

しかも、直行バスで楽々と室堂入りし、「神様に会うために攀じ登り」とは、多少、心が

痛みましたが、せめてお祓いの最中だけは、心清らかに、帽子をとって手を合わせ、

一緒にお祈りをした私でした。アルコールダメなのに、お神酒もいただきました。

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ココロが洗われたような爽快な気持ちで、枚方小町さんと大汝山を目指しました。

眼下には黒部湖やダムがはっきりと見えてます。

久しぶりの3000m峰の登山に、枚方小町さんもすっごく喜んでおられました。

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ずらっと屏風のように立ち並ぶ後立山連峰を見ながらのランチタイム。

雪渓から、心地よい冷気が上がってきます。


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下山はちょっと一苦労です・・・。

地元の小学生たちが学校行事で大勢上がってきていて、下山のタイミングが重なりました。

あちこちでザザーッと岩が流れる音が聞こえ、変な汗をかきながらの下山となりました。


頑張って登った子達をみて、お疲れさんといいたいところですが、子供の性というか・・・、

岩場での順番待ちに、石を投げて遊んでる子もいて、そして、それを注意しない先生に

ちょっとムカッとしたりして・・・、オラッ!っと思わず声をあげるザッツ昭和なあゆさんでした。

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今年は残雪が多いようで、一ノ越から室堂まで、5ヶ所の雪渓を渡りました。

いったん室堂に下山し、ロッカーに預けたキャンプ道具をピックアップして荷造りし直し、

今宵の宿泊地、雷鳥沢へ再び歩きました。

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ベンチとテーブルがあるナイスな場所に陣取り、雷鳥沢ヒュッテでお風呂も済ませて

さっぱり。日の高いうちから夕食です。

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唐辛子がかなり効いたトマトソースのパスタと、山人風・海藻サラダ。

私は荷が重くなるような山に行くときは、よくこのサラダを作ります。

ツナ、コーン、豆、きゅうりを入れたサラダで、青じそドレッシングとマヨネーズでこってり

さっぱりなのです。


海藻を戻すとき、絞るといってもワカメやなんやを全てさらえず、水の中にプカプカ

残ってしまいます。これを水場に流すとヒンシュク!

だから私はいつも、シンク用のごみ取りネット(パンストタイプ)に入れて戻し、それを

締め上げて絞るのです。そうすると、ゴミが全然でないからいいですよ~~~

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雷鳥沢バックにセルフタイマーで!

シンプルながらも楽しいディナー!

夏山の好天時につきものの、夕立もなく、本当に快適なテントライフでした。

しかも、テント4~5人用やし!