梅雨明け宣言がある前から、アホほど暑かった大阪で、山に行くのもしんどいやろなぁ、
と覚悟を決めて待ち合わせ場所へ向かいます。
その間に既に汗です・・・。ほんと、今日はまた、一層暑いです。。。
今日は、エアリアマップにはコースの線が書かれていませんが、よく整備された寺谷を
歩きます。
バスを降りて、林道に入るとすぐに涼風が!
都会よりも山の方が涼しいというのは頭にあるのですが、こんなに暑いから大汗をかきかき、
歩くのだ、と予想していただけに、谷を抜ける風は、ことさら涼しく感じました。
このガラ場を詰めると、谷と離れ、文殊尾根へのトラバース道に入ります。
沢沿いのハイキングって、最初は飛び石とか水の音とか、とても快適ですが、伏流水に
なったり沢から離れると、一気にピークや尾根へ登りこむ急坂のコース取りがほとんどで、
極楽と地獄をいっぺんに見る思いがします。
スイッチバックの登り道をゆっくりと歩いて、山頂へ。
最後の階段を登ってお参り。
お不動さん!今月もやってきましたよん!!
山頂の広場には、平日というのにたくさんの人で賑わっています。
20人ほどのグループが出発の準備をしていました。
大きなザックを持った、見覚えあるベテランさんの姿!
ロッジさんのお仕事で来られていた重廣恒夫さんでした。
重廣さんは、第二次RCCのエベレスト南西壁隊の隊員で、この時の最高点までの到達を
果たした方です。この遠征隊の取材班が、私のブログにもよく出てくる、藤木高嶺先生です。
南西壁隊の隊員には、有名な登山家がたくさんいらっしゃいますが、私がお手伝いをして
いた、財団法人の所長もそのメンバーであり、藤木先生のツアー同行の折には、そんな人
こんな人の色んなエピソードを、毎夜毎夜伺えて、とっても楽しかったです。
私自身は、重廣さんとはネパールに2度ご一緒させていただきました。
一回目は、重廣さんが世界初の縦走登山を果たしたカンチェンジュンガや、隊長を務め
られたマカルーをのぞむ山域のトレッキングでしたが、悪天とゼネストで目的地に飛行機が
飛ばず、泣く泣く別のコースに転進することに・・・。
で、何とか山麓へ行きつきましたが日程の都合で、通常は5~6日で歩くコースを、2日間で
往復し、しかも大雪でひざ下までのラッセルを強いられた、というしょっぱ~~~い思い出が
あります。
二回目は二回目で、車が泥道でスタックし、ウンともスンとも言わなくなって、これまた
大変な事態に陥ったのですよ・・・。
その後、私は退職したので、もうご一緒する機会もあまりないとは思いますが、こんな
地元の山でお目にかかれるとはビックリです!
ご挨拶に行ったら、重廣さんもビックリなさっておられました。
下山は、カトラ谷を下りました。
毎年、GW辺りに一面ニリンソウのお花畑になるあたり、今は影も形もありませんが、
その代りに、バイケイソウの群落がありました。
葉っぱが枯れ落ち、ひょろひょろと、多少、不気味な景色を醸し出していますが、
枚方小町さん、「私はもうおばあちゃんだから・・・」とか「私でも行けるかしら・・・」とか
言いながらも、結構歩いてくださいます!
下りはロープウェーかなって予想もしていたのですが、まだまだ歩けます!って!!!
下山後も、まだもう少しなら歩けますって!!!
まっさおのあじさいがきれいでした。
下山後、バスを降りると、一気に熱気が・・・。
あの涼風は今いずこ???
駅のフルーツ専門店のフレッシュジュースをご馳走になり、ひとごこちついてから、
帰途につきました。