出典「日本コロンビアオフィシャルサイト」
1932年4月9日（昭和7年）、この日、
諏訪根自子さんがわずか12歳で日本青年館にてバイオリン独奏会を開き、
その才能で多くの人々を魅了しました。
諏訪さんは、その後も国内外で活躍し、
日本人初の世界的ヴァイオリニストとして知られるようになりました。
諏訪さんは、3歳の時にヴァイオリンを始め、
その才能はすぐに明らかになり、彼女の才能を認めた小野アンナに師事し、
その後も多くの著名な教師から学びました。
1932年のデビュー独奏会は、彼女の音楽キャリアの中で重要な節目となり、
彼女が「天才少女」として広く認識されるきっかけとなりました。
彼女の演奏は、その美しさと技術の高さで知られており、
多くの録音が今日でも残されています。
特に、1935年に録音された「美しき天然」は、彼女の代表作の一つとして挙げられます。
彼女は、その後もヨーロッパで学び、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との共演など、
国際的な舞台で成功を収めましが、第二次世界大戦の勃発により、
彼女のキャリアは一時的に中断されました。
戦後、日本に帰国し、再び演奏活動を再開しました。
その後、1960年代に演奏活動から引退しましたが、
1990年代には私的なサロン・コンサートで演奏するなど、
音楽への情熱は衰えることがありませんでした。
諏訪さんの音楽は、その時代を超えて多くの人々に影響を与え続けています。
彼女の音楽と生涯は、日本のクラシック音楽界における重要な遺産であり、
今後も語り継がれていくことでしょう。
彼女の音楽を通じて、私たちは彼女の才能と情熱、
そして彼女が歩んだ時代の物語を感じ取ることができるのです。