
ロンドンで学校を卒業して、呑気に生活していた頃、
毎日何が楽しみかだったかと言うと、
コンサート、バレエ、演劇、前衛のパフォーマンスを
ほぼ1日おきにしっかり観れたという事。
マシューボーンの白鳥の湖をサドラーズで観た時には
号泣もので、嗚咽をこらえ、顔はぱんぱんに腫れて
フラフラにになって劇場を後にした記憶がある。
モダンバレエを最初に観たのがマシューボーンの演出というのは
本当に衝撃で、心を突き刺されて、
白鳥において、
これ以上の解釈って、あるのかな…って感じたくらい。
そのマシューが眠り、を演出かあ。
舞台をフィルムに、って、生じゃないのは残念だけど、観たい!
で、
マシューの頭の中、やっぱすごい。
群舞の動かし方なんて、
更に進化していて、本当にびっくりした。
それにしても、男性のダンサーの振り付けは
キラキラしていました。
女性の仕草とか、しなやかさとか、あまり強調されていなくて
ダンサーへは
男性的なものへの要求、
ジャンプの滞空時間や、シャープさなど
凄く大きい気が(勝手に)しました。
ハナ ヴァッサロの身体能力も凄い。
男性並みのダイナミックさと
女性が持つ筋力のいいとこ取りでした。
興味深かったのが
姫のキャラクターが、お行儀悪いというか、
しつけのなっていないティーンエイジャーのよう。
姫って、生活を何もする必要がないから、
愛らしく、美しく、のんびりと、透明感があって、
みたいな当時の美徳を身につけて育つ、
その所作や、品が「姫」の身体表現のひとつ
だと思っていたのだけど
何か意図があるのかなー
まあ、最初は子供がいない国王(だっけ?)夫妻が
お願いをして授かる、という元ネタなので
授からないねえ、じゃ、
健康な村娘を引き取って育てたらどうかしら?
そうしたら
DNA がめちゃくちゃ元気で、こんなになっちゃった…
みたいなのかしら。
と思っていたら、
マシューも
本当の娘だったかどうなのか、疑問が残る。
と、インタビューで答えていたそうです。
マシューボーン。
その発想、好きだなあ。
きっと、私なんかが気がつかないひねりを
もっともっと入れているんだろうな。
今度は是非舞台で観たい。
ロンドンまで観に行こうかな~!!