深夜の血闘
どーもこんにちは。
最近の趣味は「一日3回以上は製氷皿で氷を作ること」ですげんたです。
話は遡るのだが、先々週のライブでの話。
その日は私がちいちゃい頃大好きだった「ボウイ」の曲ばっかするライブで、私も遊びに来てくれたみんなも大変楽しんでくれて、非常に満足な一日だったのだ。
そんなライブも終え、後はメンバーやみんなとワイワイ飲んでいたのである。
私は酔うと時間の感覚がなくなるのだが、たぶん11時を回ったあたりだったと思う。
一緒にライブをしてくれたドラマーのケンさんが私にこう言うのだ。
「なあげんちゃん、クンフーでな、一番強い武器ってなんやと思う?」
ケンさんと私はしばしばクンフーの話をする。
断っておくが「カンフー」ではない。「クンフー」である。
もうひとつ断っておくが、私は別段クンフーは好きではない。
会話を合わせている、というだけなのである。
つまり大人なのだ。
「ん~そうですねえ・・・やっぱトンファーでしょ」
私のこの答えにケンさんはキョトン。
「??何いってんのげんちゃん、トンファーはないわ」
「いやでもトンファーでしょ、打ってよし守ってよしの最強武器じゃないですか」
「か~、だから素人は。やっぱ最強はヌンチャクでしょ」
「いやヌンチャクは当たればデカいっすけど取り回しに難アリでしょ、やっぱトンファーでしょうよ」
「何やと、トンファートンファー言いやがって!お前はアレか?かっとび一斗か?」
※ここで「りぼん」や「別マ」みたいなんばっか読んでキャーキャーいってる女子諸君のために説明しよう。
「かっとび一斗」とは月間少年ジャンプで長年連載されていた熱血サッカーマンガで、主人公の一斗はクンフーの使い手なのだ。
特にトンファーを持たせると無敵で、このマンガはサッカーマンガであるにもかかわらず、半分くらいのシーンが「乱闘場面」であった。
とりあえず月間少年ジャンプは「かっとび一斗」と「わたるがぴゅん」、あと「エンジェル伝説」あたりを押さえていれば完璧だ。
私
「はいそこまでバカにしますかトンファーを。これだからブルースリーバカ世代は」
「え?ごめん今ちょっと何言ったん?聞こえへんかってんけど」
「ブルースリー・バ・カ・世代は!って言いました。聞こえましたか?」
「はいよ~く聞こえました!俺はいい、俺のことバカにすんのはいい。しかし今げんちゃんリー先生のこともバカにしたやんな?」
「はいそう聞こえましたか、さすがですね、いい耳してますね」
「分かりました、分かりました。んじゃあ決めましょうじゃないの、オタクのトンファーとリー先生のヌンチャク、いったいどっちが強いのか」
「はい、一斗とブルースリーの代理戦争ですね、受けて立とうじゃないの!」
ということで血しぶきの舞う闘いが切って落とされたのである。
ふたりの間にどんな攻防があったのかここでは割愛するが、おおむねこういった展開であったと思ってくれればいい。
とまあ、こういった流れで血闘は進んでいき、いよいよ勝負が決する時がきた。
それがこの写真である。

見事にお互いのコブシがヒットしている。
しかしここでひとつ注目していただきたい。
地元の仲間からも「ヒレツ野郎」と呼ばれているケンさん、得意技は目潰しなのである。
この闘いの時にもヒレツぶりむき出しで目潰しチョップを仕掛けてきた。
その目潰しを右手でガードしているのがお分かりになるだろうか。
しかも防ぐだけではない、「手首を極めている」のもお分かりだろうか。
防ぐだけではない、「防ぎつつ、同時に極める」。これこそがクンフーの真髄なのである。
この同士討ちのダメージで2人は撃沈。またもや痛恨のノーコンテストに終わってしまった。
その後、仲間からの「ジャッキーの映画で一番の見所は?」
との問いかけには
「市場で長イス使うシーン!」と声を揃える2人であった。
最近の趣味は「一日3回以上は製氷皿で氷を作ること」ですげんたです。
話は遡るのだが、先々週のライブでの話。
その日は私がちいちゃい頃大好きだった「ボウイ」の曲ばっかするライブで、私も遊びに来てくれたみんなも大変楽しんでくれて、非常に満足な一日だったのだ。
そんなライブも終え、後はメンバーやみんなとワイワイ飲んでいたのである。
私は酔うと時間の感覚がなくなるのだが、たぶん11時を回ったあたりだったと思う。
一緒にライブをしてくれたドラマーのケンさんが私にこう言うのだ。
「なあげんちゃん、クンフーでな、一番強い武器ってなんやと思う?」
ケンさんと私はしばしばクンフーの話をする。
断っておくが「カンフー」ではない。「クンフー」である。
もうひとつ断っておくが、私は別段クンフーは好きではない。
会話を合わせている、というだけなのである。
つまり大人なのだ。
「ん~そうですねえ・・・やっぱトンファーでしょ」
私のこの答えにケンさんはキョトン。
「??何いってんのげんちゃん、トンファーはないわ」
「いやでもトンファーでしょ、打ってよし守ってよしの最強武器じゃないですか」
「か~、だから素人は。やっぱ最強はヌンチャクでしょ」
「いやヌンチャクは当たればデカいっすけど取り回しに難アリでしょ、やっぱトンファーでしょうよ」
「何やと、トンファートンファー言いやがって!お前はアレか?かっとび一斗か?」
※ここで「りぼん」や「別マ」みたいなんばっか読んでキャーキャーいってる女子諸君のために説明しよう。
「かっとび一斗」とは月間少年ジャンプで長年連載されていた熱血サッカーマンガで、主人公の一斗はクンフーの使い手なのだ。
特にトンファーを持たせると無敵で、このマンガはサッカーマンガであるにもかかわらず、半分くらいのシーンが「乱闘場面」であった。
とりあえず月間少年ジャンプは「かっとび一斗」と「わたるがぴゅん」、あと「エンジェル伝説」あたりを押さえていれば完璧だ。
私
「はいそこまでバカにしますかトンファーを。これだからブルースリーバカ世代は」
「え?ごめん今ちょっと何言ったん?聞こえへんかってんけど」
「ブルースリー・バ・カ・世代は!って言いました。聞こえましたか?」
「はいよ~く聞こえました!俺はいい、俺のことバカにすんのはいい。しかし今げんちゃんリー先生のこともバカにしたやんな?」
「はいそう聞こえましたか、さすがですね、いい耳してますね」
「分かりました、分かりました。んじゃあ決めましょうじゃないの、オタクのトンファーとリー先生のヌンチャク、いったいどっちが強いのか」
「はい、一斗とブルースリーの代理戦争ですね、受けて立とうじゃないの!」
ということで血しぶきの舞う闘いが切って落とされたのである。
ふたりの間にどんな攻防があったのかここでは割愛するが、おおむねこういった展開であったと思ってくれればいい。
とまあ、こういった流れで血闘は進んでいき、いよいよ勝負が決する時がきた。
それがこの写真である。

見事にお互いのコブシがヒットしている。
しかしここでひとつ注目していただきたい。
地元の仲間からも「ヒレツ野郎」と呼ばれているケンさん、得意技は目潰しなのである。
この闘いの時にもヒレツぶりむき出しで目潰しチョップを仕掛けてきた。
その目潰しを右手でガードしているのがお分かりになるだろうか。
しかも防ぐだけではない、「手首を極めている」のもお分かりだろうか。
防ぐだけではない、「防ぎつつ、同時に極める」。これこそがクンフーの真髄なのである。
この同士討ちのダメージで2人は撃沈。またもや痛恨のノーコンテストに終わってしまった。
その後、仲間からの「ジャッキーの映画で一番の見所は?」
との問いかけには
「市場で長イス使うシーン!」と声を揃える2人であった。