進化したシリトリ | アバラバックスげんたのブログ

進化したシリトリ

先日ちょいとヤボ用があったので久しぶりに電車になど乗って新大阪に行ってみた。
でその帰り。


お母ちゃんが3歳ちょっとくらいの目のクリクリした可愛い女の子を抱っこしながら座席に座ってらっしゃった。



「おかあちゃん、しりとりして遊ぼう!」

「そうね、じゃしりとりしよっか!」



と今からしりとりが始まる様子である。



「じゃあおかあちゃんからいくわよ、う~んとスズメ!」

「スズメ?ん~じゃあハミガキ!」


「キか~、じゃあキツツキ!」

「キツツキ?ん~とコロッケ!」





今んとこまだルールは分からない。





「ケかあ、じゃあケシゴム!」

「ケシゴム?ん~じゃあドウブツエン!」




「ン」が出たが何事もなく続く。




「えん、えん、エンピツ!」



おかあちゃんは軌道修正したいようだ。しかし


「エンピツ?うーんとオネショ!オネショ!キャー!」



ここで一気に興奮してきたようだ。




「しょ、ショウガッコウ!」


ねばるかあちゃん、だが


「ショウガッコウ?じゃあドキンちゃーん!キャー!」




ここからチビッコはアンパンマンだのバイキンマンだのの登場人物を連発、必然的におかあちゃんは「~ちゃん」や「~まん」などの「ちゃんまん縛り」に苦しむことになる。

しかし私が電車を降りるまでおかあちゃんはちゃんまん攻撃を凌ぎきっていた。
おそらく何度もこういった攻撃にさらされているのだろう、非常に素早い対応をしていた。


りんご→ごりら→ラッパ→パンダのような、将棋でいう「定跡」があるに違いない。

2の筋に歩が上がってきたら3筋に角をずらすといった、経験からくる定跡があるのだろう。



いやしかしシリトリも進化したものだなあ、と思った一日であった。