聖飢魔Ⅱから教わったことを実践する。 | アバラバックスげんたのブログ

聖飢魔Ⅱから教わったことを実践する。

もうね、しばらくはドはまりしてました聖飢魔Ⅱ。「俺は人と違ってこんな音楽を聴いてるんだぜ、シブいぜ俺様」みたいなこともバカなので思ってましたね。

しかしひとつ問題がありました。
どの曲も難しすぎて弾けません。真似してビデオ見ながら弾きたいのに、弾けそうな曲がまったくないのです。

こりゃどうしたもんか、と。このままじゃいかんな、と。


ここでベースをがんばって弾こう!と思ってたら、私は今頃立派なベーシストになっていたかもしれません。しかしそう考えなかったのです。


「よし、まずカッコからはいろう!」そう思いついたのです。我ながらなんて頭がいいのだ、みたいな感じで。




メタルは革だ!というのは聖飢魔ⅡとKISSで勉強したので、まずは革ジャンに挑戦することにしました。
まず、近所のサンシンという服屋さんで3000円の、革ジャンに見えるビニジャンを買いました。


でもまだアマい。トゲトゲがない。
そうだ、あの人なら知ってるかもしれない。いくのちょっとイヤだけど。

ということで例のKISSのポスターの先輩の所に行きました。


「おぅお前またきたか、まあ入れや」

「いえっす、今日は玄関で失礼するっす!あのっすね、革ジャンに付けるトゲトゲ売ってるところ知らないっすか?」

「おぅ鋲か、あるで、ええとこ教えたろ」

ふむふむ・・

「ありやとやっす!失礼しまっす!」

と教えてもらいました。
ナリとクチは悪いけど、なんやかんやでいろいろ教えてくれましたね~。



さて向かうはまたしても大阪は梅田。でも今回はカッパ横丁じゃございません。
今はなき阪急ファイブの9階だか10階にあった、ブラックというお店でございます。


正直入るの躊躇しました。だってそこら中ピアスの人や刺青の人の写真がズラーっと貼ってるんですもの。
お店の人もカラスマスクみたいなんして頭の半分剃ってるんですもの。

でも仕方ないので聞きました。
「す、すみません。あの革ジャンのトゲトゲは売ってますか?」

「はいどうぞコレですよ」


とトゲトゲのついた革ジャンを出してくれました。5万円くらいしました。
はい、言い方悪かったです。


「えとですね、革ジャンは持ってまして(持ってない)、革ジャンに付けるトゲトゲがあったら売ってください」


ということで教えてもらって一番ちっちゃいやつ2000円分買いました。




家帰って千枚通しで肩のとこに穴開けて付けたら、なかなかどうしてそれなりに見えました。
なんだかベースがうまくなった気がしました。



以後はそのカスタムビニジャンを着て、聖飢魔Ⅱのライブビデオを見てました。

そして休日の私の正装はしばらくの間、上はトゲジャン下はボンタンになりました。