なぜボクシングを始めたのかという話し。 | アバラバックスげんたのブログ

なぜボクシングを始めたのかという話し。

異常に夜に弱い私、昨日はギブアップしてしまった。




なぜボクシングを始めたか、という話しであるが殴られるのがヤだから、と昨日書きました。
ん?チンプンカンプンですよね。




当時私はバスケット部の副キャプテンだったんですね。
「副キャプテン」だなんて名前はいいけど、要するにミセシメ係だった訳です。

先生もキャプテンはどつけないでしょ、キャプテンの威厳が下がっちゃう。
で副キャプテンの私をシバく事でバスケ部をピリっとさせてたんですね。


こう、ペペロンチーノを作るときにトンガラシをシバいて潰して入れてピリッとさせるでしょ?あのトンガラシですわ私。


なので週の半分くらいは先生にシバかれるでしょ、学校終わったら終わったでよその生徒シバいたりシバかれたりするでしょ。


もうイヤだ!と。もうカンベンしてくれ!と。



先生にシバかれるのは仕方ない、イヤなら部活やめたらいい。
けどよその生徒にシバかれるのはもうイヤだ。だって痛いんだもん。


という事でボクシングを習いに行こうと思ったのです。
行くことでいわゆるハク付けになるんじゃなかろうか、という我ながら卑怯な手段であります。


しばらくは良かったんです。作戦成功でした。
見よう見まねのシャドーなんかしてね、そしたらたいがいケンカにならずに済みました。

コレはいけるな。頭いいな俺。そう思いましたね。



しかし安息の日々も長くは続かなかったのです。






「お~お前か中村いうんは。なんやボクシングやってるそうやのぉ」

振り返るととんでもない人が立っていました。

スゴいトサカです。まっキンキンです。
眉毛ないです。
ずーっとツバ垂らしてます。



「え、えっと~それたぶんボクちゃいます」

「うそこけボケが、お前にやられたいうとんのじゃワシとこのが」

「ぼ、ボク何もしてないです」

「お前いつまでしらばっくれとんねん!シバくぞ」




もうこのクダリで勝敗は決しています。
戦意喪失した私、ズッタボロにやられてしまったのであります。

おかげでその本屋のとこにもしばらく近づけなくなりました。




ジムには電車で通ってたんですが、駅降りたところがまた悪い高校でね~。

ずっと目ぇ伏せて電車乗ってたんですが、たまに目が合うと
「ボク~こんなところで何してんの~?まあ降りてニイちゃん達とお話しよか~」とかね、もうヤラれ放題でした。

ズルっこい事考えた報いであります。




ほんでもやり出すと楽しくてね~、バスケ引退して楽器に出会うまでは通ってましたね。