怒濤の一週間、最終話。 | アバラバックスげんたのブログ

怒濤の一週間、最終話。

早朝山を出発した私。水や食料、燃料が減った分いくぶんリュックも軽くなり、相変わらずお股は痛いものの約1時間で登山口に到着。

そこからバスと電車を乗り継ぎ2時間ほどで愛する文化住宅に到着。

昨日は一戸建てに住んでいたのに、と一抹の寂しさを覚える。



山の服を脱ぎ、まずはパパッとシャワー。髪の毛が絡まりたおしておる。
すぐに服を着てさっき乗ったばっかのバスへまた向かう。


次の日、退職した私にとって最後の慰安旅行があるのだが、前日に愛知は岡崎方面へ乗り込むからだ。


なぜ前日乗り込むのか?なぜそんな早く出発するのか?
答えはこうだ。


前日乗り込みを会社にお願いすると、仮払金といってホテル代と新幹線代をくれるのだ。
なので当然鈍行で岡崎まで行く。だから早く出る必要があるのだ。


まずは京都方面の高槻駅まで。
そこから滋賀~岐阜とひた走り、米原と大垣を経由。
そして名古屋、岡崎へと突入した。

この時思った事。
あのダイヤ表見ながら楽しそうにしてるテッちゃん(鉄道ファン)いるでしょ?
あ~頭の中で旅してるんだなあってちょっと思った。


5時間かけて岡崎に到着。
もらってた電車賃は8000円。
かかった電車賃は4000円。

新幹線使ったら岡崎まで1時間半くらいか。
今回5時間。

3時間半で4000円。
時給1200円くらいか、なかなか良い仕事だといえよう。


しかし電車に疲れたのでホテルでバタンキューだ。


次の日歩いて本社まで。もうこれで本社を見ることもないんだな、など少しだけ思う。


待機してるバスに乗った途端酔っぱらい連中に絡まれる。
負けてたまるか!と私も飲みだす。


そのままビールやお酒など飲み続けること5時間、花の都東京に到着である。
バス内でブチまけた奴は一人。なかなか今年は優秀だ。



それにしても花の都東京はいいが、なぜこんなトコロにくるのだ?




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うちの会社はアレか?ミーハーか?
・・そうか、ならいい。




350mまで上がるエレベーターに乗ったがとてつもなく速い。鼻をツマんでプッと耳抜きをしながら上がった。


展望台に立つ。
私は基本真ん中の支柱に背中を預けた状態で遠くから外を見る。


高いのが怖いのではない。
ゴルゴ13が依頼者と話す時やエレベーターに乗る時、必ず壁を背にしている。
そういった理由でだ。


でも思い切って近づいてみた!
チビッてしまった時用のパンツを用意しておきたまえ諸君!!
















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はっふ~ん、ふゃふゃ~ん!お、おそろしか~!!



しかもこの建物の設計者はドSである。もうアホである。
一部分の床がガラスなのだ。アホである。



すっかりお酒も抜けたところでこの日の宿、ホテルニューオータニへ。
なんだか聞くとものごっついホテルらしい。
けっ、値打ちこきやがって、どうせソコソコのホテルやろ!?などと思っていたが、やっぱりものごっついホテルだと思い知らされる事がおこる。


ロビーの横の喫煙室にタバコを吸いにいったのだが先に一人の初老の紳士が入ってらっしゃった。
とりとめもない世間話などしていたのだがふいにその紳士、
「いや~私ね、明日褒章をいただきに皇居へ行って陛下と写真撮るんですよ」



ゲッ!




なんだかいたたまれなくなってまだ半分残ってるタバコを消して早々に出てしまったのであった。
やっぱモンノスゲーホテルだ。


そんなものすげーホテルのディナーである。
なんかイロイロあったがお酒飲んでる私はとりあえず名物だというローストビーフなるものを一枚。

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カップ麺の違いにはうるさい私であるが、正直美味しいんだか美味しくないんだかよく分からなかった。
ゴムよりは確実に美味しかった。



たぶんものすげー高いんであろうワインをしこたま飲みぐっすり寝た私。
最終日は浅草観光である。


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しかし観光する気はさらさらなく最後までべったりエラいさんに貼り付き、タダ酒を延々とだらしなく飲んでいたのである。



これにて最後の慰安旅行終了。
もう慰安旅行なんて人生でないんだろうな。

さらば我が会社よ。


長々と書いてみた。



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