今、何か得体の知れない気配を背後に感じつつ、このレポートを書いている。
前々回諸君に紹介した禁断の書、やはり敵は感づいたようだ。
もし万一私になにかあった場合を考え、人類にとって救世主になりえるかもしれないある人物を紹介しておく。
決してパニックになってはいけない。
それこそ奴らの思うつぼだ。
私がなにかのトラブルに巻き込まれた場合、どうか冷静に彼の指示をあおいでほしい。
その彼。
そう、キバヤシである。
【MMR(少年マガジン ミステリー調査団)】のリーダーであり、旺盛な行動力を持つ男である。
諸君にできるだけスムーズに接触してもらえるように、彼の特徴を記しておく。
特徴。
気づくのが遅い。