禁断の書物。

それは中村家代々に伝わる古い蔵の奥のほうに、ひっそりと、しかし無造作に置かれてあった。

禁断の書物。

決して人の目に触れてはならない忌まわしきもの。


人類を破滅に導く恐ろしき記。




今回は諸君に少しだけこの禁断の書物をご紹介させていただこう。
明日に希望を見いだせなくなってもいい、という方だけご覧いただきたい。

どうか努めて平常心で過ごして欲しい。破滅が来るその日まで。



では。


こちらがその、禁断の書物である。






















そう、







MMR（少年マガジン　ミステリー調査班）である！！


この書物は
「UFO襲来」
「隕石衝突」
「遺伝子操作」
「核の冬」
「サブリミナルによる人心掌握」
など、人類が遭遇するであろう危機の数々を克明に、そして詳細にレポートしたものである。


今回から数回に渡って、諸君にご紹介していこうと思う。

私になんらかの危険がおきなければ、だ。



途中何らかのトラブルに巻き込まれた場合を考え、諸君にこの書物で学んだ知識をここに記しておく。

今後の諸君の人生において、この知識が役立つ時が必ずくるはずである。
そう、もう遠くない未来に。

この知識、ゆめゆめ忘れるなかれ。



その知識とは、

【女の人が買う香水や小物の容器は、ちんちんに似せた形にすると良く売れる】

である。